重岡side
中間「ラストだぞー!!まだまだ盛り上がっていくでー!!」
今日はツアーのオーラス日。
今淳太の煽りが終わったから、これ歌って、捌けて、最後のアンコールがあるだけやな。
ライブはもちろん楽しい。
せやけどな、今回のライブはダンスナンバーが並んでて、正直なところ、みんな早よ帰って休みたいって感じ...苦笑
こんなキツいライブの合間にも雑誌の取材とか、収録とかお仕事は入ってたからな。
あんま休めてへんねん。
でもやっぱしどんなにキツくてもライブでファンの子が楽しんでんの見ると、テンション上がってくんねんなぁ。
あとちょっと!頑張ろ!
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スタッフ「あと2分半でーす!」
あとは、このツアー最後のトリプルアンコを残すのみ!
聞こえてんでー!みんなのジャニストコール。
ありがとうなっ!
そんなときやった。
舞台袖でスタンバってた俺のイヤモニから、焦った声が聞こえてきたのは。
スタッフ(イヤモニ)「あなたちゃんが!過呼吸です!!!」
重岡「は?」
俺の近くにはメンバーおらへんし、状況がわからへん。
重岡「どーゆーことや!!」
桐山(イヤモニ)「落ち着け、しげ。
疲れとるだけや」
重岡「でもっ!!」
藤井(イヤモニ)「俺らがここでパニックになるわけにはいかんねん。落ち着け」
重岡「そやな。ごめん。」
中間(イヤモニ)「それで?どーゆー状況なん」
淳太と俺以外は同じところから出るからな。
みんな一緒におるはずや。
よく聞くと、あなたが疲れが出てきたのか、パニックになって過呼吸をおこしとるらしい。
今小瀧と神ちゃんとスタッフさんで落ち着かせてるって
スタッフ「あと1分で出番です!」
重岡「どーすんねん!!」
濱田(イヤモニ)「あなたは...出るって言ってる。」
重岡「そーか...
どー思う?」
藤井(イヤモニ)「そんな悩んどる時間ないで。」
重岡「そやな。」
桐山(イヤモニ)「俺は、あなたの体調優先して、俺らだけで出る方がいいと思う」
中間(イヤモニ)「俺も。」
藤井(イヤモニ)「おん。ファンの子らもわかってくれると思うで。」
濱田(イヤモニ)「そやな。」
中間(イヤモニ)「じゃ、そーゆーことで。
すいませんが、スタッフさん、変更お願いします!」
スタッフ(イヤモニ)「了解です!」
篠宮(イヤモニ)「待って!!!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!