第2話

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2022/04/29 09:02
(なまえ)
あなた
美味しくない。


まぁ食べ物に美味しさを求めている訳でもないが。


…食べ物は美味しい方がいいでしょ。



高校に入学して1週間が経った今、私はぼっちでお昼を過ごしていた。


(なまえ)
あなた
あーあ、暇ぁ…。



教室にいると目立つぼっち。屋上にいると影が薄い…いや、影が無いぼっち。


静かで独りの屋上の方がマシだ。



でも暇は暇。私だって友達の1人や2人くらい作りたいし、甘酸っぱい恋だってしたい。


みんなと同じJKだもん。



(なまえ)
あなた
はぁ…。





…あッ、話し声。



(なまえ)
あなた
急がないと。


屋上は私の隠れ家。


そう思えていたのは入学式の1日だけだった。



入学式の日を少し思い出しながらも早めに動く。


(なまえ)
あなた
ここなら見つからない。

もうすぐドアが開くだろう。








私は静かに本を読みはじめる。


アイツらにバレないように。












_@._
.
えぇ?!それマジ?!
_@._
.
ホントですよッ!
_@._
.
これはね、死神さんが言うから嘘だと思うッw
_@._
.
何それw

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