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第1話

願い
玲依
玲依
瑠夏………あたしだけ……置いてかないでよ…瑠夏が居なきゃ……辛いよ…………
5月初旬-まだ春の暖かみを感じるこの日、神嵜玲依(かんざきれい)は大学の帰り、土手に立ち尽くしていた。
3月の半ばに彼女は幼馴染であった大河原瑠夏(おおかわらるか)を亡くし、そこから立ち直れないままだった。
玲依
玲依
あ………
ふと空を見ると、流星が沢山降っていた。
何流星群なのかまでは医学部に入った彼女にはわからないが、これだけ流星が降っていたら子供の時によく聞いたアレも叶うのだろうか。
玲依
玲依
…まだ元気だった瑠夏ともう一度だけ遊びたい………
しかし、何も起こらない。
玲依
玲依
ははっ………そりゃそうだよね…何してんだろ、あたし………
-泣いちゃダメ。
瑠夏の、最期の言葉。
ずっと泣いていたあたしにかけてくれた言葉。
『泣いちゃダメ。玲依が泣いたらあたしも泣いちゃうから』。
困ったように笑う瑠夏を見て、余計泣いたんだっけ。

-あぁ、会いたいなぁ。

今はそう思いながら、家に帰った。
家に帰ったあとも特になく、やはりアレは叶わないものなんだと思いながらも風呂から出ると課題を終え、そのまま眠ってしまった。

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冬聖
冬聖
これからかなり低浮上気味になるかと思われます、筆の遅いファンタジー系小説ばっか書くノゲノラ、東方、ボカロ大好きな人です。 プリ画像でも同じ名前でそこら辺に居るのですが、最近は全く浮上しておりません。←