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第1話

0、イントロダクション★
23
2024/07/15 01:26 更新
…あっ!



ねえ、きみ!
 
そこの君だよ、ほら!
 
あなたさん!
…ごめんごめん、分かりにくかったよね
零王
零王
よっと!
零王
零王
こんにちは、あなたさん!
零王
零王
私、零王って言います!
零王
零王
ごめんね、小説を読んでたのに邪魔しちゃって
零王
零王
どうしてもあなたさんにやってもらいたいことがあって!
零王
零王
急なお願いなんだけど、今からこの身体を使ってさ、ある兄弟の面倒を見て欲しいんだ!
零王
零王
あたしは大切な大切な用があって、その兄弟の面倒見られなくなっちゃうんだ!
零王
零王
大丈夫、面倒を見るって言ってもただ「見る」だけでいいから!
零王
零王
「どうやってあなたの体を使うか」ですって?
大丈夫、ちょっと身体が入れ変わるだけだから〜!
おもちゃに入れる電池の製造会社がどこだろうと、おもちゃは動くでしょう?それと同じ!
零王
零王
ね?おねがーい!
零王
零王
…いい?
零王
零王
やった〜!
零王
零王
じゃ〜、お願いね!助けが必要だったら呼んで、いつでも来るから!
(なまえ)
あなた
…え?
(なまえ)
あなた
あれ?
私は気がつくと、どこか知らない人の家の中にいた
(なまえ)
あなた
確かに、身体は「零王」って人のだ…
しばらく辺りを見回していると、ドアが開いた!
薬江イガオ
薬江イガオ
ただいまで〜す
(なまえ)
あなた
!!!
やばい、見つかるーーー!
 
そう思った瞬間、少年の身体が私の身体をすり抜けた
(なまえ)
あなた
あれれ?
零王
零王
…やっぱ心配で見に来たよ〜
(なまえ)
あなた
は??
情報が多すぎて理解出来ない
なんで「零王」がここに?
零王
零王
それはね、きみが心配だからさ
心、読まれてる…
零王
零王
大丈夫、一通り説明が終わったら、私は消えるから
??????
零王
零王
いい?まず、君はいま幽霊みたいなものになってるんだ
(なまえ)
あなた
う〜ん?
零王
零王
だから、彼らは私たちのことを認識出来ないの
零王
零王
零王
零王
今家に入ってきたのが、「薬江イガオ」くん
零王
零王
とっても素直で、謙虚ないい子だよ!
零王
零王
でも1点、彼には災いの種とも言えるところがあって…
薬江イガオ
薬江イガオ
えへへ、おやつでも食べますか!
ゴンッ!という音と共に彼のメガネが落ちる
薬江イガオ
薬江イガオ
いたた…
どうやら、壁にぶつかったようだ
零王
零王
ほら、今!
零王
零王
あの子の目を覗いて!
(なまえ)
あなた
は…はあ…
彼がメガネをかけなおそうとする瞬間、私は彼の前へ滑り込んで彼の瞳をみた
(なまえ)
あなた
はへれ?
(なまえ)
あなた
ん?
頭がクラクラする
意識が彼の瞳に吸い込まれそうになる
(なまえ)
あなた
へれへれ…
(なまえ)
あなた
はれ?
目がぐるぐる回る感覚があるのに、私の視線は彼の瞳から離れない
目を逸らせない



めがうごかない
(なまえ)
あなた
ほれはにょ?
私の言語能力が吸い込まれそうになった時───
彼はメガネをかけ直し、おやつを取りに行った
零王
零王
…そういうこと
零王
零王
彼の瞳はね、目が合った人の脳にダメージを与えて
零王
零王
脳みそを溶かしてしまうの
零王
零王
さっきの結構危なかったねw
(なまえ)
あなた
なんちゅうことさせとんじゃコラ!!!!
零王
零王
ごめんごめんて、耐性つけとくから、さ?
(なまえ)
あなた
先に言っとけよォ!!!!
私達が騒いでいると、今度は別の青年が入ってきた
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
ただいまぁ〜
薬江イガオ
薬江イガオ
あっ、おかえりなさい、ヒカチさん!
イガオが「おかえりなさい」と言った瞬間、青年の身体が一瞬だけ硬直した気がした
零王
零王
あの人は「薬江ヒカチ」ってひと
零王
零王
…私が知っている人間の中で1番頭がおかしい
(なまえ)
あなた
ふーん、結構まともそうなナリしてますけど?
零王
零王
…心の中を見て見たらわかるよ
(なまえ)
あなた
??
零王
零王
今から心の読み方、伝授するから
零王
零王
っつっても、私が君の目を改造するだけなんだけどね!
(なまえ)
あなた
ふぇ??
(なまえ)
あなた
なに?
瞬きをすると、零王が私の眼前にいた
(なまえ)
あなた
へ…が…がちこいきょり…百合…?
たじたじの私を気にせず、零王は私の瞼を指で開こうとする
拒絶しようとするも零王のちからは強く、なかなか引き剥がせない
そうこうしているうちに、零王は私から離れた
零王
零王
…はい!これで人の心が読めるようになりました!
零王
零王
試しにヒカチに触れてみ!
なんで目を改造するのか、指を改造すりゃ良かったんじゃないのか
零王
零王
おいそこ!聞こえてるぞ!早く触れー!
(なまえ)
あなた
うーーっす
ヒカチの肩に、そっと触れてみる
なんか声が聞こえてきた
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
くふふふふ…かわいい…イガオくんかわいいなあ…
(なまえ)
あなた
えっ!?!?!?!?
私は咄嗟に手を離した
手を離してもヒカチの声は聞こえる
薬江イガオ
薬江イガオ
で、たなかくんがあさくらさんにデコピンして、もう大変だったんですよ〜!
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
へえ、そうなんだぁ
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
たなかくんが気の毒だねぇ
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
くっふふふふふふふふかわいいなあ
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
これでイガオくんがデコピンされたんだったらぼくがたなかくんにデコピンして頭蓋骨へし割るつもりだったけどそうじゃなくてよかったなぁ
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
ああ…楽しそうに話しているイガオくんが見られて幸せ…
(なまえ)
あなた
なにこいつ
零王
零王
あ、ちなみにヒカチの本音はイガオくんには聞こえてないから
零王
零王
安心して
(なまえ)
あなた
どこに安心する要素が
(なまえ)
あなた
いやこれだとヒカチのどのセリフが本音でどのセリフが建前なのかわかんないんだけど!?
零王
零王
そこは…まあ…フィーリング?
(なまえ)
あなた
お前マジでブチブチコロコロするぞおら
零王
零王
いやごめんて
零王
零王
まって
…なんやねんこいつ
零王
零王
…ほら!
零王
零王
これでよし!
薬江イガオ
薬江イガオ
…ヒカチさんは今日のお昼ご飯何食べたんですか?
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
ぼくはねぇ、今日はぁ、、、、
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
カツカレーを食べたねぇ!
薬江イガオ
薬江イガオ
へぇ〜 カツカレー、ですか!
薬江イガオ
薬江イガオ
ぼく、実は揚げ物食べると胃もたれしちゃうんですよね…
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
(えっかわいい新事実なんで今まで気づかなかったんだろ)
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
その歳で胃もたれはなかなか難儀だねぇ
薬江ヒカチ
薬江ヒカチ
(くふふ揚げ物で胃もたれしちゃうとか可愛すぎるきっとイガオくんの血液はぼくなんかとちがってサラサラで真っ赤で健康的なんだろうなぁ!是非その血を僕に呑ませてほしいなぁ!涙とかでもいいからさぁ!
きっとイガオくんの血はイガオくんの声みたいに繊細で甘くて喉越しがいいんだろうなぁ!くっふふふふふふふ今すぐにでもイガオくんに噛み付いてさぁ拝借したいよねなんならうなじにさぁくふっうなじえっちだねぇくふふ白くて細くてさぁ肉質もイガオくんの歳だとやわらかいんだろうなぁふふふ)
(なまえ)
あなた
えっきっっっっっっっっも
(なまえ)
あなた
あとかっこついただけじゃんこれ!
零王
零王
でもわかりやすいじゃん
(なまえ)
あなた
たしかし
零王
零王
これでちょっとは分かったでしょ、ヒカチの異常さが
零王
零王
ふつう胃もたれの話をしただけで弟に「噛みつきたい」なんて思うやついる?いないでしょ?
(なまえ)
あなた
なんか別の問題があった気がしなくも無いのですが
零王
零王
だから、あいつにはじゅーーーーぶん気をつけてよ
(なまえ)
あなた
うっす
またドアが開いた
高羽ザガ
高羽ザガ
うっすただいまーっす
薬江イガヤ
薬江イガヤ
たっだいま〜
宝木原ニナイ
宝木原ニナイ
ただいまんもーす
零王
零王
おっと一気に来たね
(なまえ)
あなた
はわわいっぱい居すぎてなにもわかんないわ
零王
零王
まず、あの金髪の人
零王
零王
あの人は「高羽ザガ」
零王
零王
…まあ、これといって言う事はないかな
零王
零王
あのクレイジーサイコブラコンと比べたらありみたいなもんだし
(なまえ)
あなた
かわいそう
零王
零王
んで、あの黒髪が「薬江イガヤ」
零王
零王
イガオくんの兄で、あのクレイジーサイコブラコンの双子の弟
(なまえ)
あなた
じゃああの人もやばい人なんじゃ…
零王
零王
いや?それがねなかなかまともなんだ
零王
零王
まあたまに暴走するけど
(なまえ)
あなた
するやんけ
零王
零王
いやいやいや、あのクレサイブラコンやろうと比べたら全っ然可愛いもんよ!
(なまえ)
あなた
略しやがった
零王
零王
…んで、あのピンク髪の子が「宝木原ニナイ」
零王
零王
あの子にも気をつけた方がいい
(なまえ)
あなた
かわいいやん//
零王
零王
人を見た目で判断しちゃいけないよ
零王
零王
すーぐ薬江兄組にワルノリするんだから
零王
零王
もうてがつけらんなくてやばいんだから
零王
零王
でもとっっても頭がいいのが生意気なの!
(なまえ)
あなた
…ふーん?
(なまえ)
あなた
何?嫉妬してんの?
零王
零王
いーーーーや絶対にありえないね!
(なまえ)
あなた
ふぅーん(にやにや)
零王
零王
その顔をやめろォ!
零王
零王
…おほん
零王
零王
ま、まあざっとこんな感じかな
零王
零王
ヒカチ以外の人も
零王
零王
触れば心の声が聞けるようになるから
零王
零王
がんば!
(なまえ)
あなた
えっちなみにこれいつまでやってればいいんすか?
零王
零王
うーーーーん、
零王
零王
この世界が、終わるまで?
(なまえ)
あなた
おまえもたなかくんみたいになりたいか?(ベキベキ)
零王
零王
いやごめん!まじな話わかんないんだ!ごめん!
(なまえ)
あなた
ふぅーん
零王
零王
いや…だから…さ?あたしもできる限り手伝ってあげるから…さ?
(なまえ)
あなた
お前が頼んできたんだろうがよ!!!!!!
(なまえ)
あなた
目的も知らされずクレイジー(ryの面倒を見させられる身にもなれェ!!!!!!
あなた渾身のパンチ!!!
───だが、その拳が当たることは無かった
(なまえ)
あなた
あれ…?きえてる
代わりに、1枚の紙切れが落ちていた
零王
零王
あなたへ、
急にいなくなってごめんなさい、私はそろそろ行かなくてはなりません
薬江兄弟と愉快な仲間たちについて…頼みましたよ★
(なまえ)
あなた
…あいつ最後までムカつくな

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