第4話

冗談 と お城に住む少女.
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2018/01/14 00:05
ははは、冗談ですよ。
急に男の人は口に手を当てて、笑い始めた。
状況が読み込めないまま、それを見ていたが、
私も思わず笑ってしまった。
あなたの反応が良すぎて、ついつい笑ってしまいました、ふふふふ。すみません、私、その森の奥深くを少し抜けた所にある学校の者ですが、
男の人は右手を差し出した。
私はその顔を見て、笑顔で会釈で返した。
ナギカワ あなたさん、ですよね?
丸1日、名前を呼ばれていなかったためか、こんなにも新鮮に感じるなんて、
昨日の私はきっと思いもしなかったと思う。
あなた

はい!

ナギカワ あなた、これが私の名前。
そして、今日からお城で過ごす女の子の名前。

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