じぇみん「お、ほんとにいた。」
『は、はあ....』
店の裏口から出てきたじぇみんくんは、近くのベンチに座っていた私を見て開口一番にそう言った。
なんだよ、そのほんとにきたんだって感じのやつ。
そう思いながらもじぇみんくんを見つめたままいた。
すると
じぇみん「ここだと色々とめんどくさいから場所変えていい?」
なんて言われて何が何だかわからないままわたしはファミレスまで足を運んだ。
テーブルの席に案内されて座る。
そしてドリンクバーだけ頼んで、わたしはオレンジジュースを1口飲んだ。
すると、すぐにじぇみんくんは口を開いた。
じぇみん「俺があそこでバイトしてること、いくら幼馴染だからってへちゃんには言うなよ」
『...え?』
じぇみん「あいつにだけはバレたくない。色々とめんどくさくなるしぜったいだる絡みされる」
『あの、、』
じぇみん「あとアンタ,ぜったいへちゃんとシたことあるでしょ」
『....はぁ??!?』
なんなんだこの人、、
どさくさに紛れてそんなこと聞いてくるなんて、、
『デリカシーってのはないわけ、、?』
私がそういうと
じぇみん「だって、好きでもねぇ奴にデリカシーもクソもないしそんなの気にしながら話すの俺苦手」
コンカフェの場ではあんなに ”僕” とかいってたのに??
じぇみん「それにおれ女めんどくさいし嫌いだしできれば極力関わりたくない」
じぇみん「それにさっきから否定しないって事はやっぱりへちゃんとは寝てたんだね。」
...お、おぉ、、
一気に捲し立てる彼の目はもう、キラキラアイドルスマイルではなくなっていて、何処か
そう、冷たかった。

てか待って、この人すんごい性格がひんまがってる気がするんだけど....?!
よくよく思い出してみたらそうだ。
私の周りにいる顔がきれいな男子はみんなそう、
へちゃんだって性格がお世辞にもいいとは言えない。
あれ、それなのにどうして私は彼が好きなんだろう。なんて。
私がそんなことを考えているうちにじぇみんくんはコーヒーを飲み干したようで、
じぇみん「じゃあ、言いたいことはそれだけだから。ここのお金は俺が払っておくから先に帰る」
なんていって去っていった。
まるで嵐のように捲し立てるだけ捲し立てて帰っていった彼。
なんとなく、
『苦手だなあ....』
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。