のぞみを類が救出した後、飛び出して来た本体を祓うために霊夜以外がそれぞれ武器を構える。まぁ、俺は素手なんだけど。
ちなみに、霊夜は一旦のぞみのことを安全な場所に避難させに行った。
その間、被害を大きくさせないように足止めをするべく俺らは攻撃を開始。
ただ、類の弓が本体の顔面に当たる部分にクリーンヒットしたはずなのに今はもう再生していることから、再生能力は高いヤツであると推測出来る。
どうにかして核を破壊しなくてはならないが……。
戻って来た霊夜は右手にはカルテをまとめるやつ…なんて言うの?バインダー的なやつ?が、左手には掃除用のモップを2本ほど持っていた。
有り合わせの物を武器に出来るってつえー。
何故かそれは自信を持って「霊夜なら出来る」と言えた。
手で触れた物に霊力を込めることが出来るんならやっぱり多分そういう芸当だって出来るはずだし。
そう言って霊夜はモップを宙に浮かせてそれに乗ってみせた。
やっぱり俺の予想通り!
霊夜がさっきまでのいつもの顔から祓魔師の顔になった。
忘れてないけどここは結界内。俺らが本来存在すべきじゃない世界だ。
純粋にそう疑問に思って霊夜に聞いてみた。
すると、霊夜はため息をついてから
そこに、先程助けたヤツ、のぞみが現れた。
そして、のぞみがどこからか銃を出して悪霊に1発かますと同時にこっちに気づいた。
のぞみはそう言い放つと同時にまたどっかから箒を引っ張り出してそれに飛び乗ってそのまま待合室の方に悪霊を引き連れて行った。
何だアイツ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!