私は王族の子。
お父様はこの国を従える人で、お母様は政治関連の仕事をしていた。
しかしある時、戦争で両親共々皆死んだ。
王族の血筋を引き継ぐのは私だけになった。
お父様は、私を庇って死んだ。
お母様は戦後、放射能の影響で身体がぼろぼろになっても、最後まで私が生きる可能性を探してくれた。
その結果、王族の家来の一族に、私は引き取られた。
こうゆう時何て言えばいいんだっけ?
ありがとう?お疲れ様?えっと、えーっと…
どっちも言っとけば問題は無いだろ!
多分。怒られはしないんじゃない?
まあ、執事が変わることなんてよーくあること。
別に身支度全てをする人だけのこと、やる人が変わったところで結果が同じならどうでもいい。
若い人が来た。歴代年取った爺しか来なかったのに。
そろそろ女の子も来て欲しいんだけどー…無理そうか。
話してて楽しそうな人が来て良かった。
なんか妙に腹立つけど。
もしかして、この人なら。
私が探す何かを、見つけてくださるかな。
私は、王族の子。
王族の名に恥じた、何も分からない子。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。