神山side
図書館に着いた。
すると、本屋ブースから出ていこうとしている見慣れた人がいてん。
流星陰で頑張るタイプやったんや。いや、小説や漫画の可能性もあったんにw思い込んでもたわw
流星side
俺は藤井流星。大学2年の腐男子や。今日は、奮発してアニメイトと本屋に行ってBL本を買うたんや。一人暮らしやしまだ誰にもバレてへん。
俺が腐男子になったんは、元カノのせいやねん、別れ話をしに家に来たんに、BL本を置いてって。興味本位で読んだら、ハマってもうてん。って言っても、18禁とはちゃうで。内容が小説くらいしっかりしとるやつや。
༓会話༓
神ちゃんに話しかけられてん。実は、俺が最近気になってる人やねん。いや、もういっその事言うてまえ!
好き!神ちゃんの事が好きで、今も可愛ええなと思うとる!BL本に感化されとんかな?と思った時もあったけど、これは紛れもない俺の気持ちや。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!