第7話

6
296
2025/03/18 09:05 更新
何週間か経ったとき
大川殿から文が来た
内容は和菓子がなくなっから届けに来てほしいとのことだった
糸蔵零花
絶対裏がある…
柊哉
確かに
柊哉
あのお方が和菓子ごときで
文を渡さないもんな
糸蔵零花
はあ、変なことではないと良いんだけど
柊哉
だな
糸蔵零花
兄さん、早急に和菓子を作って
糸蔵零花
私は念の為に洋菓子の方も少しだけ作るから
柊哉
アイアイサー
糸蔵零花
うん、さすがにこれくらいあれば良いでしょ
柊哉
練り切りにどら焼き、みたらし団子、三色団子、月見団子、お饅頭のこし餡、粒餡、芋けんぴと羊羹、柏餅、桜餅、草餅などなど…
糸蔵零花
こっちはカステラとケーキにクッキー、ビスケット、タルト、マシュマロまで
糸蔵零花
兄さんにくらべて少ないと思うかもしれないけど時間と体力が奪われたね
糸蔵零花
量が量だから大変だったよ
糸蔵零花
なのに兄さんはあんな少ない時間で何種類作ってるんだか…
柊哉
慣れだな
糸蔵零花
慣れか
糸蔵零花
ま、こんなに大量でも何かあったとき用で作ったんだから何もなかったらそのまま学園のみんなに渡せばいいよね
柊哉
そうだな
柊哉
それと零花、目と眉以外は布で隠せ
柊哉
目立たない服装で闇にまぎられるような染色の服で頼む
柊哉
今から家を出ても学園に着くのが昼近くになるかもしれないからな
柊哉
いつもの服装を箱の中に入れとけ
糸蔵零花
分かった
今は18時00分。忍術学園に着くおおよその到着時間は次の日の朝10時近くになる可能性がある
走れば9時には着くが運が悪く山賊などに出会えば予定時間になるかもしれないからだ
何故そんなに時間がかかるのかって?
糸蔵零花
それはね((
柊哉
家の周りを霧で囲って俺たちの家がバレないようににするためだ
柊哉
俺達以外は同じ所をぐるぐる歩いているような感覚になって気が狂いそうになるように設定してある
柊哉
仕事で此処に来てるってのに命を狙われたら溜まったもんじゃないからな
どうして山本さんと押都さんは零花の家に辿りつけたの?
糸蔵零花
それはね((((
柊哉
零花が山本さんたちが来たときだけ霧をといたんだ
柊哉
山本さんたちが完全に家から離れたと同時に少しずつ霧の量を戻したけどな
柊哉
そして3話で俺達が言った気配が感じる的な事を言った時の家は仮の家での出来事だ
糸蔵零花
💢
柊哉
だから本家の場所はバレてないぞ♡
糸蔵零花
😨
柊哉
おい
服装を整えて家を出る
柊哉
はぐれないようについて来いよ
糸蔵零花
分かってる
糸蔵零花
それと私はあなたの名字家の貴方達とは違ってそんなにスピードはないこと
糸蔵零花
そこを理解した上で走ってほしい
柊哉
…今思ったんだが
糸蔵零花
柊哉
お前、能力発現してから風が吹いたら飛ばされるようになったじゃないか
糸蔵零花
うん
糸蔵零花
いつも踏ん張ってないと簡単に飛ばされるから靴に特殊な重りを詰めてる
柊哉
それでなんだけどさ
柊哉
零花が糸になってそれを薬箱に入れるか俺が手に持てば良いんじゃね?って気づいた
糸蔵零花
あー確かに
糸蔵零花
糸になってるときでも意識はあるから武器にも変化できるしね
柊哉
だろ?だからさっさと糸になれ
糸蔵零花
…核が壊れないように注意してね
バタボトホドッという音と共に零花が綱とは違うが似ている細く柔らかい質感で絹のような相手を傷つけない手触りだった
しかし糸の先にはひし形で色は濃い黄色や薄い黄色などさまざまな黄色が中心からグラデーションになったりマーブルのようになったりまるで生きていると思わせるような石…宝石だった
ひし形の石には糸が縫ってあるのとは少し違うし貼っつけてあるのとも違う
だがその核が壊れない限りその糸は核から離れないだろう
柊哉
よいしょっと
柊哉は薬箱を背負い核を手ぬぐいで包んで糸を懐に入れる
柊哉
よし、これで忍術学園に向かうか
柊哉
それに軽めの運動として走れば早朝には着くだろ
そう、零花達は前のように自由に能力を使うことは出来ず限られた能力で生活していかなければならないのだ
だから元の運動能力に頼ることになるのだ
そして柊哉と零花が修行し始めた時期が完全に違うから体力や持久力、野生本能に差がありすぎたのだ
零花もあなたの名字家に少しずつだが着いて行けるようになってきている所と言う成長途中だった
能力が扱えるようになったって元が出来てないと何にもなれない
何かを守るためには自分を強くしなければ何も守れない事を柊哉は分かっていた
あなたの名字家の異常すぎるほどの身体能力や頭脳はそういう事かもしれない
忍術学園
学園長
学園長
これから運動会を開催する!
みんな『おー!!』

プリ小説オーディオドラマ