焦凍side
出せ。
出せ、、、!
声を出すんだ!
「菫」って。
そういえば百合が解放されるんだ。
百合があんなに泣いてて、それを止められるのは今俺だけなんだ。
「下の名前を呼ぶ」
これは、人によっては普通のことかもしれないが、年が経つに連れ難しくなってくる。
気恥ずかしいとか。
だから、百合が俺の名を口にするとき、最初はスッゲェ顔を赤らめて言うんだ。
下の名前で呼んでしまったら、もう付き合っているのか、と言われてしまうこともあると思う。
そんなことをあいつは俺にさせようとしているんだ。
でも、、、!
言え!!!
焦凍:おい、菫!!早く百合を解放しろ!!
皆:?!
緑谷:轟くん、、、
菫:チッ、、プライド捨ててまでそんなにこいつを助けたいの?気持ち悪いほどだね。
焦凍:名前で呼んだだろ!!早く百合をそいつらから離せ!!
菫:、、、ヤダ。
焦凍:、、、は?
菫:もっと呼んでくれて、良いんだよ?ほら、良いなよ。私のな・ま・え!
焦凍:っ、、菫。『小さい声』
三奈:(見てられない、、)
菫:えぇ、何?聞こえないなぁ〜。
焦凍:っ!!おい、菫!!!!百合をいじめるのはもう辞めてくれ!!!!『大きい声』
百合:っ、、(焦凍さん、、、)
菫:ふふっ、、
椿:おい、、、菫、、、?何、、やってんだ?
菫:お、お兄様?!
響香:百合のお兄さん!!お願いします、百合を!!百合を助けて!
三奈:お願いします!!
椿:、、、菫?百合に、、何してるの?『マジトーン』
皆:ゾクッ
菫:あ、えっと、、、百合に中学生の頃の友達を呼んであげたんです!
中学のクラスメイト:そ、そう、、、!
椿:へぇ、そうか。それで、何で百合は泣いてるの、、、?
菫:そ、それは、、、
椿:今日ね、朝百合から電話が来たんだ。「コンタクトが無くなった」って。百合はものを無くさないから、少し不思議だったんだ。でも、、菫が隠したんだな?
菫:そ、そんなこと、、、
椿:嘘は言わない方が良いと思うぞ。どうせ後でバレる。
菫:っ、、
椿:まず、菫は個性を止めること。
菫:、、、はい。『光が消えた』
椿:、、、百合、大丈夫?ほら、顔を上げて。もう大丈夫だから。今は持って来たコンタクトをつけておいて?
百合:はい、、、『コンタクトをつける』ありがとう、、ございますポロポロ
椿:、、、轟くん、君と菫の婚約は俺が何とかしておく。これ以上百合を悲しめさせない。
菫:そ、そんな?!何故いつもお兄様は百合の味方なんです?!
椿:菫が百合をいじめるからだよ。いじめてる人の味方なんてなれない。
菫:っ、、
椿:あ、後このことは父さんと母さんにも伝えておく。
菫:そ、それだけは、、、!
椿:ダメ。、、、後、百合の中学んときのクラスメイト達は話光グループが潰すから覚悟しておけよ。
中学のクラスメイト:ヒィッ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。