ユンさんの言葉になんだか泣きそうになる
なんとなくだけど気づいちゃった
ジミンが私との"恋人ごっこ"を始めた理由……
ジミンは、もとから誰とも付き合う気はなかったんだ
彼女を作らない自分を心配するユンさんと、周りのみんなを誤魔化すために
私の "恋人" 役を演じてたんだ
急に黙り込んでしまった私を心配したのか、ユンさんが話しかけてくれる
無理やり笑みを浮かべて、返事をした
そして
ユンさんにそう尋ねていた
そこまでジミンの心を占め続ける人
どんな人なんだろうか
ただ純粋に私は知りたかった
私の問いかけにユンさんな幸せそうな笑みをこぼした
それだけで、彼がどれだけジミンのお母さんを愛していたのか、わかってしまう
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!