第17話

君の話
862
2024/10/13 07:00 更新
おばあさんの家につきお茶を頂いた。少しだけ苦味のある、冷たい麦茶。
💗🐶
💗🐶
おいし……
おばあさん
おばあさん
そうかい?ありがたいねぇ
冷蔵庫に食材をしまうおばあさんは、いつでもにこにこしていた。
冷蔵庫に食材をしまい終えたおばあさんは、お茶菓子を持ってこちらへ来た。
おばあさん
おばあさん
お茶菓子もお食べ
💗🐶
💗🐶
ありがとうございます
お皿に入っている菓子は、「せんべい」、「かりんとう」。
いかにもおばあさんとおじいさんが食べていそうなものだった。好きだけど……。
席に座り、ため息を一つ吐く。おばあさんは、庭をじっと見つめていた。
なにか、悲しそうな瞳で。
おばあさん
おばあさん
あそこ…、…
💗🐶
💗🐶
あそこ?
おばあさん
おばあさん
……、私の孫はねぇ、昔からずっとお花が好きで。今は流石に植えてないのだけれど。よく、そこで遊んだものだ。
💗🐶
💗🐶
そうなんですか……
辺りが「シンッ……」と静まり返る。
💗🐶
💗🐶
あ、あの!
いきなり出した大声のせいで流石のおばあさんも、驚いて目を大きく開いている。
💗🐶
💗🐶
良ければ、なんですが…お孫さんの事、詳しく聞いてもいいですか?
驚いた表情をしている。「無理か」そう諦めかけた時。おばあさんの表情が一気に笑顔になった。
おばあさん
おばあさん
良いよ、その話をするためにここにいるんじゃぁないか。
おばあさんの孫について

名前 あなたの名字あなたの下の名前

年齢 15才  

三年前 さいころ川にて死亡
飛び込み自殺と思われる。

原因  いじめ
三年前 さいころ中学校
モブ
モブ
あなたの下の名前さ〜、マジでキモいんだけど〜
モブ
モブ
それな〜こっち寄ってこないでほしいよね〜
(なまえ)
あなた
聞こえてるっつの
見ての通り、私はいじめられている。体も心もぼろぼろ。
もういっそのこと、死んでしまいたい。そう思う毎日。

大人は信用できなくなった。大人と言っても一部の大人だけだけど。
例えば、学校の先生。信じられないよねw。生徒の話もろくに聞きやしないで、授業を進めることしか考えていない。そんな先生を見て。「あぁ、大人はこうなんだな」って、少しがっかりした。
今日は雨。傘も誰かに盗まれたため、ずぶ濡れのまま帰る。
ばあちゃん、びっくりするだろうな。と、意味のないことしか考えれない。面倒くさいし、それに、それ以外はどうでもよかった。
ばあちゃんが幸せならそれでいい。自分の命より、ばあちゃんが大切だから。
家に帰ると、予想は的中。すっごい心配された。
けど、もう何もかもめんどくなって、言い訳をやめ。「誰かに傘を盗まれた」と言った。
ひどく心配した顔をしていたけど、もう、どうすればいいか分からなかった。
その日の夜も土砂降り。外は出ないほうがよさそうな程だ。
だけど、私は意味もなく。さいころ川の手すりに立っていた。
(なまえ)
あなた
ごめんね、ばあちゃん。先、逝くね





          バシャンッッ
        





         次のニュースです。

昨日の午後15時頃。東京都さいころ町にある、さいころ川で
15才の少女が飛び込み。その場で死亡が確認されました。

 警察は、自殺の可能性があると見て捜査をしています。












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