第2話

心操と彼
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2026/03/01 00:55 更新
昼休み
心操
心操
(…転校生は馴染めるか?)
ノートン
ノートン
ねーね、心操くん。
心操
心操
…?
ノートン
ノートン
突然ごめんよ、イライたちは向こう行っちゃって…
一人で食べるのも寂しいから、こっちで食べていい?
心操
心操
嗚呼、いいけど…
ノートン
ノートン
感謝するよ。
ゆっくりと、心操の隣の席へ座る。
ノートン
ノートン
…日本のご飯はこんなに美味しいのか。
心操
心操
…そうか?
ノートン
ノートン
うん、美味しいよ。
心操
心操
ふぅん…?
ノートン
ノートン
美味しいよ、僕は今までそんなに食べれたこともないし。
心操
心操
どんな環境で育ったらそうなるんだ…?
ノートン
ノートン
だいぶ貧しいところで育ったものでさ。
ノートン
ノートン
まともなご飯なんて食えたものじゃない。
心操
心操
…そうなのか?
ノートン
ノートン
そうだよ、案外しんどかったな。
心操
心操
…どんな環境だったのかは知らない。
だけど、大変だったのは伝わった。
ノートン
ノートン
ま、日本の常識もそんなに詳しくないからさ。
良ければ教えておくれよ。
心操
心操
俺でいいのなら教えてやるよ。
ノートン
ノートン
お、いいのかい?
感謝するよ。
その会話を遠巻きに見ている人達は…
イライ
イライ
良かった、彼がやっと話せる人を見つけたみたいで。
イソップ
イソップ
…昔に比べて、笑顔は増えたけど。
抱えることは余計に無くならないね。
八百万
八百万
あら、そうなんですの?
イライ
イライ
彼は昔から人が寄ってこない子だったからね。
ナワーブ
ナワーブ
雰囲気もあるんだろうがな。
爆豪
爆豪
ケッ、
爆豪
爆豪
信用ないだけじゃねぇのかよ。
緑谷
緑谷
ちょっとかっちゃん!失礼だよ…!
轟
…なあ、一つだけ気になったんだが。
イライ
イライ
どうしたんだい?
轟
ノートン、何か妙なんだ。
イライ
イライ
…それはどういう?
轟
あいつの中に、別の何かが居る気がして。
切島
切島
それって多重人格みたいなやつ?
イライ
イライ
それは今後わかるんじゃあないかな?
お茶子
お茶子
な、なんでそんなことわかるん?
イライ
イライ
私の個性は少し特殊だから、あまり口外してはいけないのだよ。
イライ
イライ
私の個性も、今後ゆっくり教えてあげる。
ただし、A組以外には言わないこと。
お茶子
お茶子
う、うん…!
そんな中、バンッ!と扉が開いた。
ルカ
ルカ
やぁやぁ諸君、私だ。
イライ
イライ
ルカ、遅かったね。
ルカ
ルカ
いやぁ、始発に乗ったつもりがいつもより遅くなってしまったよ。
時差というものは恐ろしいものだね。
ナワーブ
ナワーブ
ルカ!遅かったじゃねぇか。
待ってた。
ルカ
ルカ
すまない…私としたことが、時間を確認するのを忘れてしまったよ。
轟
…?
ルカ
ルカ
改めて自己紹介を。
私はルカ、ルカ・バルサー。
発明家、として活動はしていないが色々発明はしているよ。
緑谷
緑谷
すごい、発明家なの?!
ルカ
ルカ
まぁ、困ったことがあれば頼ってくれたまえ。
手助けできることはしようじゃないか。
緑谷
緑谷
わぁぁ…!
ルカ
ルカ
お、あんなところにキャンベルくんじゃないか。
あの子、やっと人と話せるようになったのかい?
イソップ
イソップ
うん、やっとだよ。
ルカ
ルカ
それは良かった。
私としても、心配の種だったのだがそれが芽吹いた様で何よりだ。
ナワーブ
ナワーブ
今昼時だからさ、ルカもなんか食えよ。
ルカ
ルカ
お、じゃあフルーツサンドでも食べようじゃないか。
イライ
イライ
意外と甘いもの好みますよね、ルカ。
ルカ
ルカ
私は甘いものがなければ、発明もできないのでね。
ルカ
ルカ
糖分という成分は必須なのだ。
蛙吹
蛙吹
あら、不思議な人達が増えてるわ。
よろしく。
私、蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。
イライ
イライ
おや、いいのかい?
じゃあ梅雨ちゃん、これからよろしく頼むよ。
ルカ
ルカ
そんなことよりもだ!
キャンベルくんの隣の生徒といい雰囲気を醸し出している、あのキャンベルくんの隣!
ルカ
ルカ
名はなんというんだい?!
イソップ
イソップ
あの子、心操人使。
ノートンと雰囲気は似てなくても、どこか似ている気がしてる。
ルカ
ルカ
なるほど!
彼らはお似合いじゃないか!
イライ
イライ
ルカ〜?
ルカ
ルカ
ぅぐ、そんなに圧をかけないでおくれよ。
ナワーブ
ナワーブ
俺アイツの親友だけど絶対認めねーからな。
轟
轟
ナワーブはノートンが好きなのか?
ナワーブ
ナワーブ
ばっか違ぇよ!
ルカ
ルカ
図星じゃないか、サベダーくん。
ナワーブ
ナワーブ
うっせばーか!
蛙吹
蛙吹
照れ隠し、というやつかしら。
可愛らしいわ。
ナワーブ
ナワーブ
だああああ!
イソップ
イソップ
うっさい。(峰打ち)
ナワーブ
ナワーブ
うぐぉっ…
イライ
イライ
こらこら、イソップ。
そんなことをしてはいけないよ。
ルカ
ルカ
あっはっは、変わらずで何よりだ。
二人に戻ると…
心操
心操
なんか増えてないか。
ノートン
ノートン
嗚呼、ルカの事?
ノートン
ノートン
気にしなくていいよ、あの子は元々アレだから。
ノートン
ノートン
でも、天才発明家なのは事実なんだよね。
心操
心操
…ふぅん?
ノートン
ノートン
心操、何食べてるの?
心操
心操
ん、普通の弁当だが。
ノートン
ノートン
それが弁当なんだ、不思議な色合い。
心操
心操
…なんか一つだけ食うか?
ノートン
ノートン
え?!いいのかい?!
ノートン
ノートン
じゃあその、茶色の…
心操
心操
唐揚げか。どーぞ。
ノートン
ノートン
んむっ…んぐ…おいひい…
心操
心操
それは良かった。
また、ルカ達に戻ると…
ルカ
ルカ
なんだあの雰囲気は!素晴らしいじゃないか!
イライ
イライ
出てるよ、オタク出てるよ。
ルカ
ルカ
素晴らしい顔をするじゃないか!
キャンベルくん、君は幸せになるべきだ!
イソップ
イソップ
…もうどうにでもなれ。

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