きっともう好きだったんだ
そうじゃないとユンギの言葉に揺らいでいただろう
ユンギの気持ちはうれしかった
そんな風に思ってくれてたんだって。
でも私の心は1ミリも揺れなかった
それは…
好物のトンカツを作ってあげると
こんな笑顔でおいしさを伝えてくれるジミン
揚げるのは危ないから!って言いながら
ただ揚げるだけなのに
スーツを着たまま何度もそう聞いてくるのがおかしくてㅎ
そう言うと、
「ほんとに?じゃあ急いで脱いでくる!」なんて
慌てて上着を脱いでソファーに置くと
走って帰ってくるジミン
そしてまた繰り返される
それをその後5回は「大丈夫ㅎ」と制して
やっとバットに取り出してって言うと…
ちょっと興奮気味に揚げたトンカツを見ている
かわいい♡なんて思うのは仕方のないことだと思うの
そして口にしたときの満面の笑み
はじめの印象は怖くて、口の悪い人
でも少しずつ関わっていく中で
ちゃんと努力を認めてくれる人だって分かって
自分への好意を示すようになってくれると
驚くほど甘い人なんだって気づいて…
ドキドキして
伝えてくれるストレートな言葉にどんどん染められて
私もジミンのことが好きだって
自分の気持ちに気づいたの
この言葉も無意識なのかな?//
自分がどれほど私の気持ちを揺さぶる言葉を言っているか
分かっているのか、いないのか
無意識ならタチが悪いな、なんて
捻くれた気持ちが出てきちゃうけれど
そろそろ私も気づいた気持ちを伝えたい

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!