第3話

2
44
2024/03/18 09:04
翌日の朝。



花里みのり
どうしよー!遅刻しちゃう!



わたし、花里みのりは絶体絶命のピンチを迎えていた。



セカイでの練習に間に合わないかもしれないのだ。



花里みのり
ってみんなからものすごい両方のメッセージが来てるよ…



スマホを開けば『大丈夫?』『みのり?』などざっと数えて50件ほど来ている。



花里みのり
みんなに心配させちゃってる…



集合時刻を過ぎてしまうなどアイドルとしては許されないだろう。



花里みのり
うう…昨日の夜、もっと早く寝れば良かった…






後悔したところでもう遅い。



花里みのり
いってきまーす!



わたしは誰も居ない部屋に向かって叫ぶと全力でセカイへと向かった。

プリ小説オーディオドラマ