そういいながらキコルちゃんに手を差しのべる
相変わらずツンデレは変わらないけど……
文句を言わずに手をとってくれた
見上げると上に怪獣のものと思われるものがあった
爆弾……?
死ぬの?
どうする……
あれを使うしかないの?
でもそうしたら……
どうしようどうしよう
早い……
あれ?
カフカさんって解放戦力何%だっけ?
あのはやさ……
異常でしょ!?
そういいはなった次の瞬間
彼は怪獣8号に変身した
中身がカフカさんだからあんなことだったの?
だとしたら……怪獣と人間が仲良くなれる世界なんて……
出来っこないじゃんか
空へと向かい爆弾のところまでとんだカフカさんは
おもいっきり爆弾をぶん殴り
爆弾を上へと上げた。
そうだ、彼は怪獣だ
ただ……
心の優しい怪獣。
ドカァァンッ
と思いたいけど
彼は怪獣であることが嫌なのだろうな
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。