次の日...
みなが集まるホールに向かうルナ

参加者は全員このドレスみたいだわ

でも個人に合わせたものじゃなくて

腰のリボンとゴムの様なもので誰でも着れるように出来ているのね…

中世ヨーロッパとかそこら辺の時代に近いと思ってたけど魔法があるからか

以外に進んでるのよねこの世界

お嬢様〜!

どうしたの?エミリー

アクセサリーのおひとつくらいつけていかれたらいかがですか?

そんな無地の白いドレスだけだなんて、

他のご令嬢方はブローチや耳飾りなどお召になってるそうですし…

装飾品は支給されていないし

支給品以外を付けていいとも伝えられていないわ

つけちゃダメとも言われてないじゃないですかー!

エミリーありがとね、私の為に

でもね、ここに来てから何度も言われた言葉が引っかかっているのよ

言葉…ですか?

えぇ、ここでは家名や爵位を露わにすることを禁じ、身分は無いに等しいといわれるの

昨日だけで注意深く10回以上は聞いたわ

言いたいことが伝わるかしら?

いえ…恐れながら、

つまりここでは貴族の令嬢としてではなく、身分のない女性として見られるのよ

なるほど!さすがお嬢様です!

そんなこと思いつくなんて

飾る美しさより、飾らない素の内側からくる美しさを見られているのかもしれないですね

っ……なるほど

あなたこそそこからその考えが浮かぶなんて

さすが公爵家のメイドだわ

えへへ照れます
ホールに入るとまだ1人しかいなかった

あら、まだあの子しか来てないのね

そのようですね

あ、では私は

えぇまた後でね
エミリーが去ると先に来ていた令嬢に声をかけられる

あの、

?

どうかなさいましたか?

いえ、挨拶をしておこうと思って

あぁ初対面ですものね

私はルナ、あなたは?

メアリーと申します

クレアさんはデビューもまだなのに

家での誕生祭が毎年あるので顔見知りだったのですが、あなたは初めて見ましたので

そうでしたか、体が弱くて今まで社交界にはデビューしてきませんでしたの

そうだったのですね…今はもう?

はい、お陰様でデビューに間に合いましたわ

え?

というと次で

15になってしまうので、おそらく今回の令嬢達の最年長ですわ

生意気な口を聞いてしまって…失礼しました

いいえ、ここでは年齢も身分もありませんから
ガチャッ

あらあら昨日の方と…メアリー?

っ……
メアリーの様子に違和感を感じながら

(メアリー…怖がってる?)

クレア…さん?

クレア様の名前を一日で忘れるなんて

記憶力が無さすぎるのではなくて?クスッ

ハリーフ、やめなさい

ですが…

申し訳ありませんが忘れたというより、

そもそも覚える気がありませんの

気が合うわね私もよ

それとアクセサリーも付けてないなんて貴女だけよ?

お恥ずかしくないのかしら

いいえ、つける必要もないかと

ここは宮殿なのよ?家じゃないわ

それとメアリー

先に来てたのね

っ…すみません

メアリー、先に来ただけでなぜ謝るの?

そうよメアリー謝らないで、私が悪いみたいじゃない

…はい

……
ガチャッ……コツコツコツ

皆様お集まりのようですね

では本日は朝食をとりながら現段階の食事マナーを拝見致します。

その後、午前はダンスを昼食でマナーを、午後は歴史と経済、そして夜で舞踏会様式の食事を

レッスンという形で行います。

ではまずは食堂へご案内致します
食堂で朝食を済ませた後
ダンスレッスンを受ける部屋へ入る

(本当に見られるだけで会話がないなんて

(家であの気まずさを経験しておいてよかったわ、それと味つけが…薄いのかしら)

(少し何かが足りないのよね)

ルナ、何を考えているの?

え?難しそうな顔してたかしら?

えぇ少し

そう…ダンスは今まで社交界に出てこなかった分不安で

そうだったのね

でもきっと大丈夫よ

皇宮だもの講師の先生も凄腕のはずよ

ふふっそうね
コンコン

お入りなさい

?!

なぜ彼が…(ボソッ)

皆さん初めましてリリア・ド・アルトと申しますわ!

こう見えてもダンスレッスンの講師よ

よろしくね

あの、その彼は?

ん?あぁそっか、みんなデビュー前だから知らないのね

彼はこの国の皇太子よ

やぁ
皆驚きが隠せない中ルナだけは違った

(昨日言ってくれれば良かったのに...)

皇太子殿下にご挨拶いたしますわ

皇太子殿下、私はクレアと申しますわ

以後お見知り置きくださいまし
それに続き皆が挨拶を終え
リリアが説明を始めるとルナに近ずき隣に立つ

ルナびっくりした?((コソッ))

えぇとても

みんなびっくりしてる顔してたのにルナだけは呆れたような顔してたから

昨日教えて下さればとは思いましたが...

実はさっき決まったんだ

さっき?!

あぁ、君がいるなら面白そうだと思ってね

殿下...からかいに来たのですか?

殿下?クロードって呼んでくれていいのに

皆が居るのにそんなこと出来ませんわ

( ˶・̆-・̆˶ )ムゥ…

そんな顔されても…

...となります

よろしいですか?

(どうしよう、殿下の話に夢中で...)

君は慌ててるのも可愛いらしいな

?!...突然そんなこと

彼女が言っていたのはまずレッスンを受け、習得したものから私と実際に練習だと

なるほど…殿下と練習???

あぁ、贅沢だろ?

贅沢というか恐れ多いですわ

ても明日は試験だから僕も厳しく行くよ?

え?明日試験なのですか?

おっと...今のは無しだ

言っちゃダメって言われてたのに

殿下...

2人だけの秘密だな

わかりました

皆さん私の近くへ来てください!
ゾロゾロ...

貴女、皇太子殿下とお知り合いなの?

いいえたまたま共通の知り合いが居るだけよ

そう...

ではまず基本のステップを覚えましょう

ワンツースリー、ワンツースリー

はいやってみて

ワンツースリー、ワンツースリー))

さすがですねレディクレア

(こうかしら.....)

あらレディルナも

他の皆様も、基礎は大丈夫そうですね

では次に、私と皇太子殿下で3曲ほど分けてお見せしますので順番に覚えていきましょう

はい

えぇ

はい、

はい.....
優雅に1曲を踊り終える

まずはここまでを覚えられればこの曲は同じ動きのループです

既に踊れる方は?

はい

.....はい

多分、

経験がおありなのかしら?

えぇ!誕生祭で踊りましたわ!

私はお母様に教えて頂いたことが

先程初めて拝見しました

うんうんなるほど...?

初めて?

なのに見ただけで踊れると?

おそらくは...

ハハッ、面白い

殿下?

リリア、もう2曲も先に披露しよう

それでもルナは全て覚えてそれを実際に踊れるか気になってね

殿下...?

えぇ分かりました

では皆さん見ていてくださいね
アップテンポな魅せるダンスに
ゆったりした魅了するロマンチックなダンス
それぞれを披露してみせる

この中でおそらく踊れるという方は?

はい

私も、

お2人も!

じゃあまずはルナ

僕と踊ってくれるかい?

えぇ喜んで

(今更だけどもの凄くイケメンだわ...整った顔しかいないのかしらこの世界)

(でもロイドと違って可愛らしい少年の様な感じもあって...子犬みたい)

今ロイドのこと考えたでしょ

え?

わかるよ

僕たち皇族は人の感情のオーラが見えるんだ

それとこれはまだロイドとウィルにしか言ってないんだけど、

人の願望が大まかだけど分かるんだ、それが僕個人の異能だよ

そんな国家機密みたいなことをこんな所で...

ていうか

?

ほんとに踊れてるね

かなり驚いてるよ

私も驚いてますが、でも思った通りに体が動いて良かったです

なぁ、その見てすぐ覚えられる才能で頼みたい事があるんだが

頼みたいことですか?

確か明日の午後は少し時間が空くはずなんだが、その時に執務室に来てくれないか?

分かりました...ちなみに何を?

ひみつ♡

…………

そんな目で見ないでよ(汗)
3曲とも優雅に踊ってみせる

貴女、やっぱり(皇太子殿下と…)

誤解してるようだけどほんとに違うわ

さぁどうかしらね

えっと次は、

クレアですわ皇太子殿下♪

あぁクレア嬢、お手をどうぞ

えぇ光栄にございますわ!喜んで!
ダンスが終わる……

申し訳ございませんでした(焦)

いや、平気さ...慣れてないのに上手い方だよ

3回しか踏まれてないからね

ですが...他にも踏みそうになって避けていただいたりも

気づかれてたのか

それはそれで私が令嬢にそう気取らせてしまって申し訳ないな

いえ!そんな事は…

(厳しいって言ってたのはなんの事だったのかしら笑)

(でもあの見た目であの性格は人気あるのにもうなずけるわ)

クレア様、皇太子殿下と少しお話されていましたが何を?((ワクワク

えぇ……ダンスの腕を褒めて頂きましたの

羨ましいです!皇太子殿下と踊れるなんて、さすがクレア様ですわ

私なんてまだステップがめちゃくちゃですのに

私が教えて差し上げるわ

まぁ!光栄です!
数時間後

パンパンッ…(手を叩く)

では皆様、ランチのご用意が整いましたので参ります
食堂の席に着く

(前から思ってたけどこの世界の食事って…)
昼食のマナーレッスンが始まった令嬢達
ルナは何やら違和感を感じていた
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