眠れずに月明かりの下歩いているルナに
歩み寄る人影が...

???
誰だ?

あなた
(ビクッ)

あなた
どなた?

あなた
(暗くてよく...)
近ずいてくる人影

???
デビュタントの令嬢か?

???
こんな時間こんな場所に居るなんて

あなた
え?いえ、緊張からか眠れなくて...

あなた
貴方は...?

皇太子
この国の皇太子だ

あなた
大変失礼致しました

あなた
このようなお見苦しい姿で...

皇太子
いや、いい今は私も1人だからな

あなた
護衛もつけずにおひとりだなんて

皇太子
君ももだろ?

あなた
あっ...

皇太子
私はこれでも戦果をあげているはずなんだがな

あなた
もちろん存じ上げていますが...

あなた
いえ、今の私に忠言する資格はありませんね

皇太子
そうだな、君も女性が夜更けに一人きりで外出など不用心では無いか?

あなた
おっしゃる通りですわ...

あなた
ですがこの国の中心である皇宮を、私なりに信んじているのです。皇太子殿下も含めて

皇太子
気に入った、君の名前は?

あなた
ルナ...今はただのルナですわ

皇太子
ではルナ、少し話し相手になってくれるか?

あなた
お断りなどできませんわ

皇太子
嫌なのかい?

あなた
いいえ、光栄にございます

皇太子
ならもう少し近くで
2~3歩近づくと月明かりが2人を照らす
ルナを見つめる皇太子

あなた
あの、私の顔に何か?

皇太子
いや、とても美しくて

皇太子
つい見とれてしまったよ

あなた
いえ、そんな…ありがとうございます。

あなた
皇太子殿下も見目麗しく

皇太子
堅いな、今は私しか居ないのだからもう少し肩の力を抜くといい

あなた
かしこまり...わかりました殿下

皇太子
んー、クロードと呼んでくれ

あなた
ですが

皇太子
今だけだ

あなた
クロード殿下

あなた
これ以上は譲れませんわ

皇太子
わかった、まぁ初対面だからな

皇太子
許そう

あなた
ありがとうございます

皇太子
ルナはどうして今回のデビュタントに参加を?

あなた
最後の機会なんです

皇太子
最後?

あなた
次の...15歳になる誕生日まで、あと3ヶ月しかなくて

皇太子
なるほど、通りで初めて見る顔だ

あなた
えぇ、ですがある人に紹介してもらって

あなた
最後ならやるだけやってみようって思えて

皇太子
そうか、それで勇気が出せたんだな

あなた
はい、とても大切に思っています

皇太子
恋人かなんかなのか?

あなた
い、いえ!そんなんじゃ...

皇太子
好き、なのか?

あなた
分からないんです...

皇太子
分からない?

あなた
今まであまり人に関わることがなくて、関わる人もみんな冷たかったので

あなた
優しくされて嬉しいだけなのかもしれないし、

皇太子
何もしてなくてもその人のことを考えたりすることはあるかい?

あなた
え?えぇ、たまに

皇太子
ふとした時に突然思い浮かぶみたいな感じか?

あなた
はい!そうです...

皇太子
他の人とは違うって思ってる?

あなた
えぇ、そのような節は確かにありますわ

皇太子
君が鈍感なのかな?それともお相手が意気地無しなのか?

あなた
いえ、ロイド様は!

あなた
あっ...

皇太子
そうか、ロイドが優しいね...

皇太子
不思議なことを言う子だな笑

あなた
え?

皇太子
面白い、

皇太子
君はスカイティア家のご令嬢だね?

皇太子
ロイドが推薦した

あなた
何故それを...

皇太子
皇族主催の催しなのに私が知らないわけが無いだろう?

あなた
...確かに

皇太子
私とロイド、それと君のお兄さんのウィリアムはアカデミーで仲が良くてね

皇太子
ウィリアムはそう思ってくれてるか微妙だけど

あなた
そうだったんですか?

皇太子
あれ、聞いてない?

あなた
あまり家族とは会話しなくて

皇太子
あー確かに家族の話はあまりしなかったな

皇太子
でもたまに君の話もしてたよ?

あなた
ソフィアの事の間違えじゃないでしょうか...

皇太子
いや、同じ母親の妹は君だけだろ?

あなた
本当にウィリアムお兄様が…

皇太子
家でどれだけ冷たくしたらこんな卑屈になるんだよ

皇太子
今度あったら活入れてやらなきゃな

あなた
ふふっ

皇太子
やっと笑ったね

あなた
へ?

皇太子
笑った方が可愛いよ

皇太子
本当に愛らしくて...

皇太子
いっその事俺が...
腰をゆっくり引き寄せルナの頬に手を当てながら
真剣そうな眼差しで見つめる.......

ロイド
クロード?

ロイド
と...ルナ?(ボソッ
ルナの背後からロイドが声をかけるが
皇太子はニヤリと笑いルナの腰をつよく引き寄せ
口付けをする振りをしてみせる

ロイド
クロード、趣味が悪いぞ

ロイド
ルナから手を離せ
クロードを殺気混じりの真っ赤な瞳で睨みつける

皇太子
おー怖い怖い

あなた
ロイド様?

あなた
なんでここに

ロイド
それは...

ロイド
ルナこそ何故2人で庭園に?

ロイド
それに今っ

あなた
緊張からか眠れなくて外の空気を吸いに歩いていたら殿下と偶然...

皇太子
話し相手に僕が誘ったんだ

皇太子
それにさっきのは

あなた
私の透明な瞳が気になると言われて...

ロイド
なっ...そうだったのですか?

あなた
えぇ、私の瞳は無色透明で血液がそのまま映るという話をしていたので

ロイド
クロード、わざとだろ

皇太子
ははっ、本気なんだね笑

ロイド
なんの事だ?

皇太子
2人共、鈍感すぎるよ笑

あなた
?

皇太子
あー面白い

皇太子
ロイド、ルナを部屋まで送ってやれ

ロイド
そのつもりだ

あなた
あの?

あなた
お話に着いていけないのですが...

皇太子
いいんだよ君は、そのままで

皇太子
いや、そのままがいいんだなきっと

ロイド
ルナを困らせるなクロード

皇太子
あぁ、そうださっき僕を探してたみたいだけどどうかしたのか?

ロイド
あぁ、
ロイドがクロードに耳打ちで話す

皇太子
それは確実なのか?

ロイド
はい、私が確かめました

皇太子
信用するのにこれ以上無い言葉だな

ロイド
では私はルナを送っていきますが

ロイド
あなたに護衛は必要無いでしょう?

皇太子
あぁ、流石よくわかってるじゃないか...あと仕事だからってその喋り方は

ロイド
話し方位でそんな嫌そうな顔するなよ、ただ一応こいつは連れて行け

ロイド
事が事だからな
ロイドの影魔法で黒い犬が召喚される

あなた
わんちゃん?

皇太子
ははっ!わんちゃんだとよロイド笑

ロイド
いえ、ルナこいつはクロという召喚獣で...
クゥン...꒰ᐡ֊ ‧̫ ֊ᐡ꒱ノシ パタパタ

皇太子
懐いたぞ?笑

ロイド
クロ?

ロイド
こんな事初めてだ...

あなた
よしよーし

ロイド
触ったら危な...いはずなんだが

あなた
?

皇太子
お腹出して甘えてるじゃないか笑

あなた
可愛いですねこの子

皇太子
はぁ面白すぎてお腹が笑

ロイド
クロ!仕事だぞ?
ワゥ...

あなた
あら...
しゃがんだルナの足の下に潜り込み離れようとしない

あなた
また今度撫でてあげるから

あなた
今日は殿下をお守りしてくれる?
クゥン.......ワンッ!

あなた
いい子ね!(ワシャワシャワシャ チュッ)

ロイド
!

皇太子
クスッ...もっと素直になれよロイド

皇太子
クロ!行くぞ
ワンッ!

あなた
では私も部屋に戻ります

ロイド
お送りします

あなた
いえ、こんな遅くに申し訳ないですわ

ロイド
ここから道に迷わずたどり着けるのですか?

あなた
……ではお願いいたします

ロイド
えぇ喜んで
部屋に戻り皇太子から聞いた兄の話等を
考えている内に自然と眠りについた
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第13話 Episode12
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