あの後、泣き疲れたお陰で すぐ寝ることができた。
今日休みだし 気分転換にどっかお出掛けでも誘ってみようかな 。なんて呑気な事を考えながら キッチンに向かい、朝食を作る
side 🧡
小さい頃には父も母も この世から他界していた。
なので、俺を育ててくれていたのは 父親の弟さん と 奥さんだった、平和な暮らしができると思ったら大間違い。家庭内暴力が多すぎ、奥さんは離婚。
新たな別の家庭で幸せな生活を送っている。僕はというと、その人に迷惑を掛けさせたくない故、父親の弟さんと同居。相変わらず暴力は無くならない、酷くなる一方。
素直に行かないと、殴られそうになる。
結局行っても遅いと言われ 殴られる。
今回は運が良く、その人が出張に行ったお陰で 今 拓弥くんのお家に住ませてもらってるんだけどね。
誰かとお出掛けするの、初めてだ。
この人に出会ってから やった事ないこと 色々してる
拓弥くんと並んで歩きながら話すの楽しいな〜。
こんな日常、ずっと続けばいいのに。
その言葉を 少し遅れて理解した。
...何時でも、か。
拓弥くんは俺のスマホに何かを打ち込んでから、俺に返してきた。どうやらLINEを繋げてくれてたらしい












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!