第12話

12
291
2026/03/05 08:00 更新
今日は、尾浜先輩と町に出掛ける
尾浜勘右衛門
あ!ごめんね待った?
あなた


門の前で尾浜先輩が出てくるのを待っていると
隣から声をかけられる

待った?と聞く尾浜先輩に首を横に振ると
安心したような顔して、じゃっ行こっか
と声を掛けられる
尾浜勘右衛門
ここ!ここ!!
尾浜勘右衛門
ここの団子美味しいんだよ
あなた
あなた
!!…
尾浜勘右衛門
美味しそうに食べてくれて何よりだ


団子を食べ終わり
町の中をまた歩き始めると
尾浜先輩が、急に立ち止まる
尾浜勘右衛門
ごめん!ちょっとここで待ってて
尾浜勘右衛門
この店気になる!

そういい
小走りに店の中に入っていったのを見届けた









____
あっれれ〜?あなたの下の名前くんじゃーん
あなた
____
また無視かよぉw



元は組の生徒…
____
てか、お前まだ喋れねぇのかよ
____
じゃあ、また教育しよっかぁ


教育…そう言ってよくこいつらは僕のことを
殴ってきた
あなた


尾浜先輩…尾浜先輩…


呼べば助けてくれる
だから、口から空気じゃなくて、声として出て

尾浜先輩!!
あなた
おぁま、せんぱい…


出た、不格好な声が
あなた
尾浜、せんぱいっ
あなた
尾浜先輩っ!!
____
なんだ、喋れるのかよ
____
てか、先輩呼んでも来ねぇよ 
お前一人じゃん
あなた
尾浜先輩!!
あなた
尾浜先輩っ!!



あなた
尾浜せんぱっ
尾浜勘右衛門
あなたの下の名前…
あなた
尾浜、せんぱいっ
____
マジで来た
____
逃げるぞ
____
さっさと行けっ



尾浜勘右衛門
もう大丈夫
尾浜勘右衛門
1人にさせてごめんな
あなた
尾浜勘右衛門
声…
あなた
おはま、せんぱい
尾浜勘右衛門
久しぶりあなたの下の名前
あなた



この涙は安心の涙なのか
声が出せたことによる喜びなのか
分からなかった

プリ小説オーディオドラマ