-職員室-
職員室に着いて松川先生の所へ行き、
体育着を返してもらうよう説得中。
いや、返してもらわないと困るんだけどさ。
歩く🔞禁と言われている松川先生の特別授業なんて
私の心臓が持たないから無理。
そう言って
松川先生の近くにあった袋から私の体育着を出し、
花巻先生に渡そうとした。
花巻先生は頭の上に
"?"を浮かばしているような顔だ。
この人達は日本語が通じないのかな。
これ以上何を言っても無駄な気がしてきた。
まさか体育担当してるのって岩ちゃんなの……!?
…いや、今は岩泉"先生"だ。
あの岩泉先生に限ってそんな───…
ス、スケベな岩ちゃんだ…
これはこれで良きなのでは───…
花巻先生は私の手を握って
目をうるうるさせながらお願いしてきた。
及川先生は後ろから抱きついてきた。
なにこれなにこれ…!
私は今青城3年生組に囲まれている。
何この夢みたいな状況…!!
今度は耳元で囁かれて
思わずビクリと肩が跳ねる。
やっと4人は私から離れた。
他の生徒にもこんな感じなのだろうか……
私の顔は熱を帯びていて絶対赤くなっている。
その顔を隠すようにして私は職員室から出た。
【今回の話のキャラクター紹介】













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。