正月の朝
昨晩カラフルピーチの皆と
千聖達と年越しそばを食べながらパーティで酒を飲んでいた
千聖って…焼酎1リットル飲んでちょっとって
全然酔わないし
てか大丈夫なのかドクターに怒られるんじゃ?
そんな事を考えながら
寝惚けた目を無理矢理覚まし起きる
えっ
もふさんと同じ布団で寝てるじゃん私!?
ヤバい私
酔っ払った勢いでもふさんに変な事してないかな!?
それよりも1つ気になった事があった
なおきりさんと寝ていて
寂しそうに起き上がってキッチンに向かおうとする
千聖を止め
気になった事とよりか聞きたい事を聞く
千聖は
私が弱いばかりに
酷い意味の「マドンナ」をやるようになって
酷い意味の「マドンナ」じゃなくても
彼女は私を傷付けたくないと
いつも自分を犠牲にしてしまう
だけど私は
彼女にも傷付いて欲しくない
幸せになって欲しいから
私が変わる
私は隣で寝ている
もふさんに微笑みながら
千聖の言葉を待った
彼女から聞きたかった言葉を聞けて安心した
なおきりさんと幸せになって欲しい
なんて
母親みたいだなと自分で思いながらも
ウキウキしながら
準備しにリビングを後にした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。