第2話

0日目__Prologue
106
2024/01/26 23:30
国木田
おいこの包帯無駄遣い装置!
太宰
くにきぃだくぅん!?一寸待ち給え!







_____私らしくいちゃ、いけないの?








中也
おいこンの青鯖ァ!!
中也
手前いい加減にしやがれ!!
太宰
あれぇ〜?蛞蝓が何か云っているなぁ〜?








_____誰か、“僕”の名前を呼んでよ…ッ








太宰さん!仕事してくださいよ〜
太宰
あァ…敦くん…



_____君の瞳に…憧れる

    眩しいほどに明るい、その双玉に____
どうかしましたか?
太宰
ッ!
太宰
っい…否、なんでもないよ
太宰
却説、私は美女との心中にでも行こうかな〜











自分ってなんだろう、?






僕って、なんだろう?






生きるってなんだろう






楽しいって、なんだっけ





其れを享受するには、僕の手はもう汚れきっている





沢山の命を、この手で奪った






命の灯火を、何度絶ったことか。





きっと、僕はもう彼のようにはなれない






なら、せめて、彼の死を悼むだけでも。





この命で償いをさせて呉れ。





太宰さん!もう自殺しないでくださいよ〜
国木田
太宰!
仕事中に首を吊るな心中相手を探すな!
中也
手前は俺が殺す
乱歩
太宰、勝手に死なないでよ〜?
折角の面白い遊び相手なんだから
福沢
太宰も立派な社の一員だ。
社の看板を汚さぬように励め
与謝野
命を大事にしないやつはぶっ殺してやる!
之はアンタも例外じゃないからねェ、太宰
賢治
太宰さん!皆さん困ってますよ!
谷崎
だ、太宰さん〜!待ッてください、
鏡花
貴方には助けられた。今度は、私の番






  嗚呼、穢れた僕には“死”さえも許されない。





  ならば、僕の身命を賭す代わりに、この生涯を捧げよう





  何時か、スクワレル日に、笑って貴方の隣に…、
  胸を張って立てるように。





  だから…、許して呉れ






















































_______と共に生きるから。
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