第70話

二度目は
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2023/04/27 11:08 更新
めめんともり
…私出て行きます。
それは突然だった。
師匠が帰ってきて,床にべっとり残ったままだった血痕だってほぼ消えて,また日常が始まると思った矢先のことだった。
めめんともり
いくらあの子たちを生き返らせたって,自分が何もしなければ変わらない。
あの子たちには「治療」が必要なのに…私は…っ…
レイラー
そんな…せっかく帰ってきたんですから…もうちょっとでも…!
めめんともり
もともと私はここにいてはいけないと分かっていたんです。
だから…ここでさよならです。
師匠は悲しげに微笑んだ。
それはまるであの時の表情みたいに見えて,私はあの錆びた赤色を思い出してしまう。
でも,師匠を食い止めなくては…吐きそうになる喉を抑えて私は声を投げかける。
レイラー
なんで…
レイラー
そんなの…私が許さない!!
ずっとずっと一緒にいてくれるんじゃなかったの!?師匠も所詮その程度?
違う。こんなこと言うために口を開いたんじゃない。
師匠を傷つけるような言葉なんて発したくなかった。
それなのに罵倒と絶望はとめどなく溢れる。溢れる。止まらない。
すると,暴走しだした頭にそっと冷たい手が置かれた。
めめんともり
…もういいんですよ。ありがとうございます。
あなたもこんなにも想ってくれてたんですね…。
めめんともり
私だって離れたくないし一生ずっと一緒にいたかったですよ!
だから,私からのお願い聞いてくれますか。
レイラー
おね,がい…?
めめんともり
…ここへは沢山の「本当に困っている」子供たちが来ます。
あなたには,私が果たせなかった…夢を,叶えてもらいたいのです。
レイラー
それって…
めめんともり
ここで診療所を開いてください。
それで,あなたと同じ子供たちを…救ってあげてください…っ
めめんともり
私が出来なかったことを…あなたならきっと…!
レイラー
う…
期待の目でこちらを見ないで。
私は期待に応えられなかった愚者なのだから。
でも,私は泣き落としや懇願に弱いのだ。しかも師匠となればもう…。
レイラー
(受け入れるしか…♡)
めめんともり
…本当にいいんですか?
レイラー
なんですか辛気臭いなぁ。
私ちゃんとやります。だから安心してください。
レイラー
っと、その前に…
私は密かに溜めていたノートを取り出した。
2年分のノートだ。それらの表紙には,全て「医療ノート」と言う文字が刻まれている。
レイラー
あなた ・ ・ ・の診断結果,見たくありませんか?
めめんともり
…は?私の…?
驚くその顔に向けて私はにんまりと笑う。
そう。師匠も何かしらの疾患を患っていると気付いていたのだ。
そして私の拙い知識と師匠から貰った知識を合わせて特定した。
レイラー
…双極性障害。躁鬱とも言いますかね。
めめんともり
…!
レイラー
えっと,気分が高まって高揚感を感じる「躁」と,気分が沈みきって憂鬱になる「鬱」によって構成されている疾患で…
めめんともり
わ,分かってます!私だってそれくらい…
レイラー
それなら話は早いですね。では───
「治療,始めますか!」
わ〜〜終わらな〜い…きなこもちです。
終わってないのに新作だと??????ふざけるなウパラテ2作目は偏りすぎだ!!
はい。これで皆さんに私の推しカプはわかってもらえたことでしょうよ…😇
それでは,また今度〜!
↑新作です。ウパラテです。
あくまで友情です!恋愛はない!!(たぶん…おそらく…)

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