あなたside
私が帰ってる途中の事。
私は頭がくらくらして道端にしゃがみ混んでしまった。
上を見ると雨がポタポタと落ちてくるのがわかる。
私は昔から体が弱くてこういう事はよくある。
なんて考えていても一向に立ち上がれない。
そんな私を無視して雨はどんどん強くなっていく。
私はしゃがみながら俯いている。
その時。
雨が当たらなくなったんだ。
でも相変わらず周りは雨が降っている。
不思議になって上を見上げると
あの髙橋君がいたんだ。
そう言って髙橋君は私に手を差し出した。
『あれ…?髙橋君って女子嫌いなんじゃなかったっけ?』
そう言われたので私は咄嗟に差し出されたその手をつかむ。
そう聞かれた私はあわてて「向こうだよ?」と自分の家の方向を指さす。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!