私は結乃
記憶喪失…っていう感じにしてるけど本当は記憶がある
何故嘘をついているのか。それは記憶喪失だと奏が虐められないと思ったから
私は虐められていてそれを庇って奏が今虐められている
私が記憶喪失になれば「何してもいい」そう思い奏から私にいじめの対象が変わると思った
だからこうして記憶喪失のフリをしている
奏から「○にたかった」この言葉を聞いてショックだった
私が自○しようとした意味がない
でも仕方がなかった
虐められてたんだもんね
奏side
私は後悔してない。だって友達を助けたんだもん
なのにどこかで「○にたい」これが蘇ってくる
なんで私が生きているの?なんで奏が○のうとしたの?とか全部自分の責任
悪いのは私なのにイライラして…w
会いたくなかった
こいつは彩萌(あやめ)いじめの主犯
こいつと関わりたくない
いじめないっていう選択肢はないみたい
そしてこの時に悟った
明日からのいじめは今までの比にならないくらい辛いってことを
抗えない
逃げ出せない
だから言う通りにしないといけない
そんな毎日
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!