マホトside._
仕事で
今日は渋谷へ。
あなたと、、
行った思い出の場所。
あなたは今どこにいて、
なにを思ってるのだろう。
今日は平日だけど、
かなり人が多い。
人混みの中を歩いていると
あなたに似ている人が
横を通り過ぎたきがした。
サラサラの黒い髪。
綺麗な白い肌。
輝く瞳。
後ろを振り返ると、
REBERTASのパーカーを着ていた。
あなただ。。
俺は立ち止まった。
今すぐ
あなたに会いたい。
あなたの笑顔が見たい。
でも、
のばしたこの手を
振り払われることが
怖かった。
そんなことを考えていても
あなたのことが頭をよぎって、
ただ心配になった。
あなたは難聴だから。
なにかあったら、、、
もう会えないかもしれない、、、
人混みの中、
あなたの後ろ姿を必死に追いかけた。
もう二度と、
"あなたを離さない"
そう思いながら。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。