第11話

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2025/06/17 14:24 更新
目を開く。
鳥の鳴き声など一切聞こえない。
ただ眩しい光に満ちている。
私はこの世界に正式に降り立ってしまったのだろうか、
一度頭の中を整理する。
今、私の中には二つの記憶がある。
文歌の記憶と今の記憶。
どうやら転生したらする前の記憶がありません!
何てことはないようだ。
しっかり常識も覚えている。
私はジュデビック伯爵家長女のローラ
ローズという美しいが、次女ということもあり社交の場にあまり出ていない妹がいる。
来年からは貴族学校に入学する予定
妹はその2年後に入学する
また、第2王子も私の2年後に入学する。
おそらく他にめぼしい人物がいなければ
(例えば平民等)
ヒロインは妹だろう。
おおかた姉の私は助言役と言ったところだろうか。
助言役。
なんて素敵な響きだろう。
私がこの立ち位置である限り無条件に頼られるのだ。
こんな贅沢なことはないだろう。
ジュデビック・ローラ
ちょっと、楽しみかも、なw
よし、まずは言葉遣いを直そう。
ファスト
ふんふんふふん♪
現在お忍び外出中です。
あ、ちゃんと男装してますよ(?)
偽名はファスト。

元気な平民の男の子。

決して足は早くないけど身体能力が高い。

いや、足も意外と早いかも、?
’???
…つまんない
ファスト
お、?
悩める子猫ちゃんどーこだ!((
早速壁を飛び越えて中に入る。
中にいたのは第2王子だった。
え?
ヒュゼライド・フリックス
誰?
ファスト
ん?俺はファスト!
ヒュゼライド・フリックス
ふーん、殺すよ?
ヒュゼライド・フリックス
王城に侵入とか、肝座ってるね
ファスト
な!一緒に遊ぼーぜ!
ヒュゼライド・フリックス
は?
ファスト
お前、だって窮屈そうだぜ?
ファスト
もっと自由に、ぱーっとやろうぜ!
ヒュゼライド・フリックス
出たらばれる。
ファスト
んじゃ、女装させてやろうか?
ファスト
そしたらばれねぇだろ。
ヒュゼライド・フリックス
は?
ファスト
手伝ってやるからさ!
ヒュゼライド・フリックス
ちょ、!
手首をつかんで駆け出す。
あれ、王子誘拐ってやばくね?
今日はそのまま楽しく遊んで、
私たちは悪友って感じで友達になった。
王子誘拐の件は楽しかったから許す。
らしいw
この一年の間に取りあえず作法と言葉遣い。
それとフリックスの相手を頑張らなければ。
あ、ローズとも仲良くしておかないと
 .
コンコン
そんなことを考えていたら来客のようだ。
ジュデビック・ローズ
お姉さま、私です、ローズです!
ジュデビック・ローラ
ローズ?どうぞ、入っていいわ。
言葉遣いあってるのか、これ、?
ジュデビック・ローズ
お姉さま!私、今からお菓子を食べに行こうと思うのですけど、一緒に来てくれますか?
ジュデビック・ローラ
お菓子?今から?
ジュデビック・ローラ
もうすぐ夜ご飯の時間でしょう?
ジュデビック・ローズ
そ、そうですけど!
ジュデビック・ローズ
口が甘味を求めてやまないのです!
ジュデビック・ローラ
ん~、そうは言いましても...
ジュデビック・ローラ
あ、でしたら自分で作るというのはいかが?
ジュデビック・ローズ
へ?
ジュデビック・ローラ
料理というのはそれなりに手間がかかって大変なのです。
ジュデビック・ローラ
作れば少しはおなかも減るのでは?
ジュデビック・ローズ
し、しかし、私はお菓子など作ったことが、、
ジュデビック・ローラ
だから私が手伝うと言っているのでしょう?
ジュデビック・ローラ
私も作ったことは少ないけど、料理長にも手伝ってもらえば何とかなるんじゃない?
ジュデビック・ローズ
そんなの失敗してしまいます!
ジュデビック・ローラ
大丈夫、失敗も一つの経験だから!
ジュデビック・ローラ
さぁ、行きましょ!
ジュデビック・ローズ
え、あ、はい!

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