しばらく待っていると
黒尾くんが声をかけてくれた
指を怪我して絆創膏を巻いていた
彼はハハっと笑っていた。
そして手を繋ぐ。
少しだけビクッとしてしまった。
心臓が鳴り止まない
バクバクしている。
彼を見るとニコっと笑って
と、言ってくれた。
そしてカバンからあるものを取り出す
照れながら渡してくれた。
近くの公園でベンチに座り、
プレゼントを開けると
マフラーが入っていた。
白色のふわふわのマフラー。
もうすぐ冬だから使ってほしいと言われた。
彼は安心したように笑っていた。
最後まで頼むと言われた。
そう言われて彼と駅に向かった。
私が彼に伝えたいのは
「好き」って言葉もそうなんだけど
それよりもっと大事にしてきた言葉。
そう伝えると彼はぎゅっと抱きしめてくれた
黒尾くんはとても優しくて素敵な人だと改めて感じた。
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何回も何回も諦めようとした彼のこと。
生まれて初めて好きになった人
___ 黒尾くん
貴方に恋して貴方の恋人になれて
本当に良かった。
ありがとう、本当に _________














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!