そうして2人に着いていった場所はあまり人通りのない階段前だった
幸いまだ先生が来る時間までは大分時間がある。けど...
私はとにかく怖くて仕方なかった。
何かしちゃったかな。嫌がるようなことをした覚えはないけどもしかしたら無意識にしてしまっていたのかも...
梨緒に名前を呼ばれて一瞬肩が震えた
しょーちゃんが関係してるのかな。
全く理解が追いつかない
そんな状態の私に梨緒はこう言った
とびおり。そのフレーズがまだ状況を何も理解できていない私の頭に入ってくる。
まずはこの状況をどうにかしないと。
本当のことを話したら病気のことも触れないといけない。
それだけは絶対に知られたくない
でもなんて言い訳したら...?
2人のことを信用していないわけじゃない。
むしろ信頼しすぎている。
なら...
本当のことを、言ってもいいのかな















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。