そうして2人に着いていった場所はあまり人通りのない階段前だった
幸いまだ先生が来る時間までは大分時間がある。けど...
私はとにかく怖くて仕方なかった。
何かしちゃったかな。嫌がるようなことをした覚えはないけどもしかしたら無意識にしてしまっていたのかも...
梨緒に名前を呼ばれて一瞬肩が震えた
しょーちゃんが関係してるのかな。
全く理解が追いつかない
そんな状態の私に梨緒はこう言った
とびおり。そのフレーズがまだ状況を何も理解できていない私の頭に入ってくる。
まずはこの状況をどうにかしないと。
本当のことを話したら病気のことも触れないといけない。
それだけは絶対に知られたくない
でもなんて言い訳したら...?
2人のことを信用していないわけじゃない。
むしろ信頼しすぎている。
なら...
本当のことを、言ってもいいのかな















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!