ガラガラガラ
私は無言で床の水と制服に染み付いた水を拭く
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音と同時に先生が入ってきた
放課後
私は部活に入ってないから授業が終わったら帰る支度をしてそそくさと家に帰る
家に帰る際はお母さん達に見つからないように
自分の部屋に行き
今日やられたことを思い出してはカッターで手を切る
これが私の日課になっている
これが良くない事ぐらいわかっている
だけど
自分が生きている証拠がほしくて
ずっと、ずっと 切り続けている
いっその事死のうかな笑
今の私に
生きている意味、価値、理由なんてない
なんで私ばっかり…
苦しいよ
辛いよ
寝る前に一応止血して眠りについた
でもなかなか寝付けなくて
寝る事さえままならない
この先ずっと最悪な人生が " 続く "
そう思っていた
" あの日 " までは
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長かったらすみません🙇♀️
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!