第3話

#3
903
2025/02/13 09:53 更新



あなたの下の名前side_




my
なるせ「男?」だってw
my
女だと思われてたんじゃんw
nq
うるせぇ
ar
見た目は女の子ですしね





目の前で繰り広げられる3人の会話についていけない。

彼女…彼は可愛らしい女の子、という見た目で、

だけれど、声は他の2人よりもずっと低くて。

頭の中がぐちゃぐちゃになる。




あなた
…いやまぁ、たしかに女の子にしては目つきは悪いけど、
nq
聞こえてるが???
あなた





やべ。




my
たしかになるせ目つき悪い
nq
ちゃんめいちゃん黙れ
ar
そんな怒ってると怖がられちゃいますよ
nq
my
効いてるw
nq
あ"?
my
すみませんでした





…なるせさんが一番ガラ悪そう。




nq
…てか、名前なんて言うの
my
あなたの下の名前、だって!
ar
あなたの下の名前さん、ね





さん付けで私の名前を呼ぶあらきさん。

そういうところも含めて一番大人っぽい。

逆にめいちゃん、…さん? は、

元気があって、良い意味で子供っぽい。




ar
…あ、お昼ご飯食べます?
my
食べる!
nq
食べよっかな





「お昼ご飯食べます?」?





"お昼ご飯"?





…お昼?




ar
あなたの下の名前さんも食べれますか?
ar
体調的に
あなた
…今って何時ですか、?
ar
え?
ar
今は…12時30分過ぎですけど、





だんだん思い出してくる。

路地裏にいて、もう死ぬのかなと思っていたところに

彼らが来て…

それで、意識失って…

私の記憶が正しければ、あれは夜だったはず。

夜だから尚更寒くて凍え死にそうだった。

それで今が昼…?

最後の記憶が昨日のことなのか数日前のことなのかも

分からない。




ar
…あなたの下の名前さんが倒れたのは昨日の夜ですよ
ar
倒れたというか、意識失ったというか…





頭の中を見透かされたかのように、

私が疑問に思っていたことに答えるあらきさん。




あなた
…じゃあ今日は、12月…
あなた
…何日だっけ、
ar
16日ですね
あなた
…もう1年経ったんだ、
ar
ar
なんて言いました?
あなた
あ、いや、何でもないです
ar
…ならいいんですけど、





不思議そうに私の顔を見るあらきさん。

彼に悟られないように、

作り笑顔で「なんでもない」、そう伝える。




nq
…で、
nq
お昼ご飯食べれそう?
あなた
ぇあ、食べれ、
あなた





「食べれます」、そう言いかけたものの、

言い切る直前で止める。

…そもそも彼らは誰なんだ?

意識を失う直前に、

「俺たちのところ来る?」と言われたことを思い出す。

それで手を差し伸べられて、握り返して、…

もう死んでしまうのかと思っていたところを

助けてくれた。

ご飯も食べるかと聞いてくれて、

3人とも優しくて良い人、そう思いかけていたが、

一応、見知らぬ大人だ。

あまり考えたくもないが、

優しくしておいて後から何かしてくる、

そんなただの誘拐犯かもしれないし。

それに、本当にそのご飯は安全なのだろうか。

毒か何かが盛られている可能性だって、




ar
?どうしました?
あなた
ぁ、いや、
あなた
…ご飯、大丈夫です
あなた
あんまお腹空いてないし





疑われないよう、顔に笑みを浮かべてそう言う。




ar
そうですか?
ar
…ならいいんですけど、









nq
…信用してないでしょ
あなた
…ぇ、?
nq
毒盛られてるんじゃないか、とか
nq
考えてるんじゃないの?
あなた
ぇ、いや、そんなこと、





私がそう言った瞬間、

それを否定するかのように、ぐう、と、お腹が鳴る。




あなた
nq
…やっぱそうじゃん
my
なるせすご、
my
俺普通に信じちゃってた、





目を丸くしながらそう言うめいちゃんさん。

信じてくれてたままでよかったのに、なんて思う。




nq
…毒なんて入ってないから
nq
…って言っても信じないんだろうけど、
my
…あ!良いこと思いついた!
my
あなたの下の名前によそったご飯、最初に俺が一口食べればいいんだよ!
my
そしたら毒入ってないって証明できるんじゃない?





どやっ、という効果音が聞こえてくるのではないか、

そう思ってしまうくらいに

ドヤ顔をしているめいちゃんさん。

無邪気で本当に子供みたいだ。




ar
たしかにそれ良いかもですね





めいちゃんさんの提案に納得し出したあらきさん。

…なんか色々勝手に話進んでる気が、




nq
…てことで、
nq
食べるよね?
あなた
nq
…食べないと餓死するよ
nq
真面目に
あなた
………
あなた
…タベマス、
nq
はい、じゃあリビング行こ
あなた
え、ちょ、





そう言って、私の手を握る彼。




あなた
な、なんで手繋がなきゃ、
nq
…じゃあ、
nq
…お姫様抱っこでもしてあげよっか?





ニヤニヤしながらそう言ってくるなるせさん。




あなた
〜ッ、結構です!//





さっきまで圧あって怖い人かと思っていたら、

今度は楽しそうに揶揄ってくる彼。





私この人苦手です。














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