北海道の中でも人口の多い、ここ小樽に
私、あなたとアシㇼパちゃんと杉元さんは降り立った。
何とかその場に杉元さんが駆け付けてくれた
おかげで騒ぎも収まった。
さらに、話を聞いたおじさんによれば
以前、私達と同じ様に 入れ墨をしてる人を見なかったかどうか 聞いてきたらしい。
一通り聞き込みを済ませれば明日また出直そう、と
日が暮れる前に山へ足を踏み入れた。
二人の読み通り男は私達をつけていた。
さらに事前に仕掛けておいた人間用の罠にまんまと掛かり
杉元さんが事情聴取をしている間に
私とアシㇼパちゃんは焚き火様の木を取りに行くという初めてにしては極めて良い出だしだなぁ…と我ながら感心していた。
私含め、この捕まった囚人さんもアシㇼパちゃんも
どこかほっ、とした様に胸を撫で下ろした。
そして、捕まえた囚人さんの両腕を木に合わせ
ぴったりと縄で結べば 先程私とアシㇼパちゃんで
取ってきた木を焚べると火を起こし
囚人さんの体に描かれた入れ墨は一体誰が彫ったのか…と言う話になった。
パシッ
初めて見た。人が目の前で殺される瞬間を。
呆気なかった、そして…
きっとさっきの仲間?は追ってくる。
そう予測しては煙幕を張って視界を遮っている間に
" 人間用の罠 " がある所まで 誘導する様に
移動した 。
案の定この人も罠に掛かり杉元さんと
取っ組み合いになっている…。
その場面を私は影から見守るしか無かった。
ここで私の無力さがハッキリと浮き彫りになり
恥ずかしさと同時に罪悪感や援護する事さえも
ままならないこの状況に酷く嫌気が差した。
金塊を追っている屯田兵の部隊
陸軍最強と謳われた 北海道の第七師団!!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!