クチャ(仮小屋)に着いた私達は
杉元さんとアシㇼパちゃんから二人が出会い共に行動する理由を聞かされた 。
夜が明け 長い眠りから覚めた私は
2人の姿が無い事に気が付く 。
昨晩聞かれた共に同行するかどうかの質問に
私は 『ついて行きたい』と答えた 。
だが見ての通り 、私はよそ者であり 二人からしたら未知の存在で信用するにも どこか疑ってしまう心もあるだろう 。
私もきっと 完全には背中を預けられないと思う 。
だから 置いていかれるのも無理はない 。
後に聞いた話では 朝2人が居なかったのは
路銀を稼ぐ為山で猟をしていたらしい 。
準備を済ませれば 重かった足取りも昨日よりは
軽く 、弱音ばかり吐いていた口は いつしか2人を知りたいと言う好奇心で質問攻めをしていた 。
憂鬱だった日々が 二人のおかげで少しだけ 楽しみになった 。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!