第5話

4 . 金塊争奪戦
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2025/08/15 09:02 更新
クチャ(仮小屋)に着いた私達は
杉元さんとアシㇼパちゃんから二人が出会い共に行動する理由を聞かされた 。
あなた
アイヌ…金塊…入れ墨……。。 
何だか、まだ信じられないです …。
杉元
まあ、そうだよな 。
でも、俺がさっき持ってた人皮で信憑性は高まったんじゃないか?
アシㇼパ
信じられないのは私達もだ 。
あなたが未来から来た者で帰る方法を探している …。
これだけ聞いたらきっと信じなかった。
でも服装や持ち物を見て確信した 。
あなた
…うん、私も信じますっ!
お二人の話に私は嘘を感じなかった。
アシㇼパ
………あなた、私達と共に来ないか ?
杉元
えっ…アシㇼパさん…?!
あなた
え、…一緒に、?
アシㇼパ
ああ、一緒に金塊を探し何故あの時…
アチャ(父)を含めたアイヌの一部が殺されたのか…、共に真実を明かさないか…?
杉元
アシㇼパさん、…俺は反対だ 。
あなたを危険な金塊争奪戦に巻き込みたくない 。
それに、彼女が俺等と行動するメリットがない 。
…邪魔になるだけだ。
アシㇼパ
杉元………
あなた
そうですよ、私はきっと邪魔になる… 。
お二人みたく山の知識も無ければ、このなりですし…。
アシㇼパ
私はあなたの言葉で聞きたいんだ 。
私達がどうとかじゃなくて、あなたはどうしたいんだ?
あなた
私は……、、
夜が明け 長い眠りから覚めた私は
2人の姿が無い事に気が付く 。
あなた
……はぁ…やっぱり私じゃ信用ならないよなぁ…。
昨晩聞かれた共に同行するかどうかの質問に
私は 『ついて行きたい』と答えた 。
だが見ての通り 、私はよそ者であり 二人からしたら未知の存在で信用するにも どこか疑ってしまう心もあるだろう 。
私もきっと 完全には背中を預けられないと思う 。
だから 置いていかれるのも無理はない 。
あなた
心から、二人に着いて行きたいと…思ったんだけどなぁ …。
アシㇼパ
……ん!あなた、起きていたのか !
杉元
あ、本当だ 。おはよ 。 にしてもすげぇ寝たな …。
あなた
っっ?! っ…くりしたぁ… ,,
杉元
あ、すまんヽ…! まだ寝てると思って 。
アシㇼパ
寝坊助だなぁ、あなたは !
ほらっ!身支度を済ませろ !さっそく街に出て聞き込みをしよう !
あなた
え、私も行くの…?
杉元
あれ、昨日一緒に旅をするって言ってなかったっけ ?
あなた
い、言いました…!
アシㇼパ
やっぱなし、は無いからな!
丁度お昼時だ !人が沢山居ると思うから 早く準備しろっ!
杉元
……まだ、完全に信用出来たわけじゃない 。
アシㇼパさんには悪いけど 、変な動きをしたら…
分かってるよな ?
あなた
っ…はい! 
後に聞いた話では 朝2人が居なかったのは
路銀を稼ぐ為山で猟をしていたらしい 。

準備を済ませれば 重かった足取りも昨日よりは
軽く 、弱音ばかり吐いていた口は いつしか2人を知りたいと言う好奇心で質問攻めをしていた 。
憂鬱だった日々が 二人のおかげで少しだけ 楽しみになった 。

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