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第2話

#2 思い出す(悠仁編②)
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2024/08/14 13:31 更新
キョトンとした顔をした後、
顎に手を置き考え込むような顔をする。


え?何わからんとか言うの??


すると突然ポンと手を叩きながらあぁ!と声をあげた。


虎杖宿儺
そのあなたというのは俺が先程まで一緒にいた小娘の事か?
虎杖悠仁
そうだけど?····でどこにいんの?


何故か宿儺は。
何度も何度もあなたの名を小さく呟き。


何かに納得したような顔をしてニヤニヤ笑っている。


その表情を見て、俺は最悪な言葉を受け止める覚悟をした。


覚悟をしたとしても絶対に怒り狂う自信がある。


そして俺も呆気なく殺されるのだろう。
そんな事を悶々と考えているとようやく宿儺が口を開いた。


虎杖宿儺
俺らの幼なじみであるあなたなら───


もう一度改めて覚悟を決め、こいつの最悪な言葉を待っていると目の前の元呪いの王は何事もないように平然と答えた。

虎杖宿儺
安全な俺達の家に避難している
虎杖宿儺
まぁ、東京ではないのだから。
家じゃなくても安全だがな····今は。
虎杖悠仁
え?
俺は頭から耳がおかしくなったのかと疑った。
それとも俺が最悪な事を聞きたくない、或いはまだあの優しい兄が両面宿儺だと認めきれてないのか。


必死に頭を動かしていると怪訝そうな顔をした宿儺が俺にまた口を開く。

虎杖宿儺
なんだ、その顔は?
虎杖悠仁
ひ、な、ん??
虎杖宿儺
···
俺の顔を見て、幻滅したような顔を向けてくる宿儺。
虎杖宿儺
····お前、避難という言葉の意味を知らんとは言わんよな?
宿儺の言葉に頭が沸騰しそうになり思わず叫んでしまった
虎杖悠仁
さすがにそれぐらい知ってるつーの!!!!
虎杖悠仁
バカにしてんじゃねぇーよ!!!
虎杖宿儺
バカとは言っておらんが自覚はあったようだな
虎杖悠仁
うぅぅぅ


心がめちゃくちゃに痛い。


とりあえず幼なじみのあなたは無事らしい。


ひとまず一安心だ。

虎杖宿儺
ほれ、お前もさっさと帰るぞ


そう言って俺の前を歩き出す宿儺
虎杖悠仁
え?
虎杖宿儺
なんだ帰りたくないのか?
虎杖悠仁
いや、帰るけど。
その、え?
虎杖宿儺
なんだ?
俺が困惑しているのに、いかにも不機嫌ですと顔をした宿儺が、俺を軽く睨んでいる。
虎杖悠仁
なんもしねぇーの?
虎杖宿儺
······は?
何言ってんだコイツって顔された、

え、まじ?俺殺されると思ってたんですけど??
虎杖宿儺
お前、もしかして俺がお前の事を殺しに来たとでも思っていたのか?
虎杖悠仁
え、あ、いや·····ハイ
虎杖宿儺
·····はぁー
虎杖宿儺
お前を殺しに来てるならさっさと殺しておるわ
虎杖宿儺
術式も持ってないただのお前なんか殴れば殺れる
虎杖悠仁
殴ればって······お前も術式持ってねぇの?
虎杖宿儺
あぁ、持ってない。
今現在渋谷で暴れまくってる····もう1人の俺が持ってるんじゃないか?
虎杖宿儺
はぁーウザ
え?え?え?え?え?え?え? 


まで理解が追いつかんのだが???


どういうこと??
虎杖宿儺
お前が理解できようができまいが心底どうでもいい
虎杖宿儺
さっさと帰るぞ、悠仁。
あなたが待っている
虎杖悠仁
···おう?
とりあえず、返事をして宿儺の後ろをついて歩き出したんだけどさ








え?宿儺····今俺の事名前で呼んだ?



え?あの呪いの王の両面宿儺が?


え?



いや、双子の兄には呼ばれてたけど



え?
虎杖宿儺
喧しいぞ
虎杖悠仁
え?何が!?
虎杖宿儺
全部口から出とるわ、阿呆
虎杖悠仁
えぇぇぇぇ!?
虎杖宿儺
煩いと言っているのが分からんようだな。
眠らせてやろうか?あ”?
虎杖悠仁
だ、黙ります!!!!
··········え、ほんとにコイツ呪いの王なん?
虎杖宿儺
····”元”な
虎杖悠仁
あ·····また出てました?
虎杖宿儺
あぁ、後で殴る。
覚えていろ
虎杖悠仁
······さーせん
虎杖宿儺
フンッ


口調が悪くなっただけで、俺の兄には代わりないらしい???


ひとまず、めでたしめでたし???



ゆゆ
ゆゆ
訳分からんなる、頭がパンクしそう···

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