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第39話

 団体旅行の醍醐味ってバス座席だと思うんですけど 
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2026/03/01 01:00 更新






 
 天羽 あなたの下の名前 
 なんでお前が隣なんだよ 
 天羽 あなたの下の名前 
 兎原 
 
 兎原 跳吉 
 まあ … アレっスよ …… 
 そういうこともあるんスよ … 
 兎原 跳吉 
 ハハ … アハハハ …… 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 お前って笑うの 
 そんなに下手だったっけ 






 私の楽しみ全部持ってかれた。




 バス座席って決めるのも実際座ってるのも、通常もっと盛り上がるものだと思うんだけど …… 、なんでよりにもよってコイツが隣なんだろう。







 
 兎原 跳吉 
 普段の行i 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 あ゙?? 
 
 兎原 跳吉 
 スンマセン 






 コイツに読心術とかいう超高等技術が使えたのか … ?






 いや多分違う。私がナチュラル口に出てただけだとは思うけど、それでもドキッとはする。しかも熊くんとかじゃなくて、よりによって兎原。最悪すぎる。







 てかコイツに普段の行いとか言われたらもう終わりだろ。人間として終わりだろ。







 
 兎原 跳吉 
 えっと … 
 なんかゲームとかします? 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 しない 
 
 兎原 跳吉 
 ……… 
 兎原 跳吉 
 あ! 
 なんかお喋りとか 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 しない 
 
 兎原 跳吉 
 え、でも今 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 してない 
 
 兎原 跳吉 
 無理あるっスよ 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 ないっつってんだろが 
 
 兎原 跳吉 
 口悪 … 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 なに今更 
 
 兎原 跳吉 
 そっスね … 






 私の好きな窓側の席を譲ってくれたのだけは評価してやろう。





 でも。



 でもだよ。





 通路側に だらしない金髪、反対側には窓って、なんか威圧感あるんだよな …… 、逃げ場がない気がする。身長差は15㎝もあるわけだし、体育大学出身なので筋肉もしっかりついている。





 ぶっちゃけ怖い。




 私にだって年相応の感情というものがある。まだ人間でいたい。






 だってコイツ情緒とか終わってるし( お前が言うな )、常識ないし( お前が言うな )、なんか熊くんより背高いし( 理不尽 )。





 怖いって。なんかいろいろ。今日なぜかすごい静かだし。







 
 天羽 あなたの下の名前 
 はぁ …… 
 
 兎原 跳吉 
 なに急に … 
 兎原 跳吉 
 もうヤダ怖い … 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 そう言うお前が怖いよ 





 うっすら聞こえてくる熊くんと枝泥くんの会話( 人食いサーモンシリーズの話 )もシュールだし。




 偉い大人たちはなんかうるさいし。もっと上の悪口言ってるし。







 
 天羽 あなたの下の名前 
 ママトゥギャ関連産業の人って 
 すっごい怖いね 
 
 兎原 跳吉 
 今更スか 
 兎原 跳吉 
 てかあなたの下の名前さんが 
 一番怖i 
 
 天羽 あなたの下の名前 
 なんて?? 
 
 兎原 跳吉 
 ヒッ …… 
 兎原 跳吉 
 … なんでも … ない … っス …… 






 私みたいに心の広い人間なんてそうそう見つかることないだろうに、やっぱ兎原っておかしいこと言うヤツだなぁ、と思った今日このごろでした。







 






 


 
 駄作者 
 tnsrの新作を出しました 
 駄作者 
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 駄作者 
 あと、この作品の 
 書き溜めが尽きました 
 駄作者 
 続きはどうぞ気長に 
 お待ちください 







 

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