そう、みどりくんの人見知りとカタコトは
誘拐で怖い思いをしたことからだった
だから男女関係なく人見知りする
カタコトは信頼してる人の前だと比較的減る
けどあえて黙っておく
らだがニヤリと笑う
あくまで誰かしらの生徒が私を呼び出しただけ
告白とは一言も言っていない
それにもし告白だとしても受けるつもりはない
見ず知らずの人の告白にいい返事はできない
私は仲良くなってからがいいのだ
だからってこいつらを好きになってやるかどうかは
全く別の話だけどね!!!
と言って抱きついてくる
なんだかんだあり昼休み…
私は1通の手紙を握り、さっさと教室を出る
内容は昼休みに少人数教室に来て、という簡潔なもの
よくよく見てみるとめっちゃ女子の字だ
いやそういう男子もいるかもしれないけど!!
私はそんなことを思いながら人通りの少ない
少人数教室に向かう
ガラガラッ
私は教室に入る
机や物が埃を被っている
ずっと使われてないんだろうなぁ〜
すると足音が聞こえる
扉の前に立っていたのは萌ちゃん…と誰?
後ろに取り巻きのように女子2人が待機している
なんだか嫌な予感が…
つまりは爽太くんと今の所は同じだ?
全然違ったわ
そんなことしたら向こうがいつブチギレるかわからない
とは言えないもんなぁ…
急に萌ちゃんの雰囲気が変わる
え、こわっ
うっ…
なんでこうも板挟みにならなきゃいけないんだ
すると後ろの女子達が動き出す
あ…絶対やばいやつじゃん
なんでアイツらあんな人気なんだよ…
私は痛みに少し顔を顰める
萌ちゃんは満面の笑みで手を振る
ガチャッ
…ん?ガチャッ?
私は起き上がりドアを引こうとする
ドアは鍵が閉まっている
終わった…もー、なんでこうなるん???
あっ、らだ達呼べばいいじゃーん
そう思いスマホを取り出そうとする
と、手からスマホが滑り落ちる
私は拾おうとする
が、そのまま体勢を崩す
ガンッ!!
私はその拍子に何かの角に頭をぶつける
段々と意識が遠のいていくのを感じる
はぁ…今日の昼休みはなにかとツイてない
そう思いながら意識を手放す
rd side…
カツ、カツ、カツ、カツ…
俺は人差し指を一定の速さでトントンと動かす
珍しく授業中にいる右隣から苦情が聞こえる
こっそりスマホいじってるくせによく言うよ
と言われても落ち着けるわけもない
あなたの下の名前は昼休みに誰かに呼ばれて、それから
次の授業が始まっても来なかった
いつものきょーさんのようにサボりの可能性はある
けどあなたの下の名前が俺らに黙ってサボるとは思えない
すぐそばまで先生が来ていたようだ
教科書で軽く頭を叩かれる
いつもあなたの下の名前の話題を出すと不機嫌そうにするのに…
放課後…
俺らは号令をする
そしてきょーさんに声をかける
きょーさんは俺の腕を引っ張る
後ろをチラッと見ると桃姫さんがいた
きょーさんは黙って頷く
こういうとき本当にばどはかっこいいよなぁ
絶対口に出さないけど
俺らは屋上まで行く
と、他の3人も集まっていた
俺はスマホを取り出しグルラを見る
グルラは幼馴染の俺ら6人がいるやつだ
どうやら授業中に送っていたようだ
みんなもすでに確認済みだ
さらっとやってるけど授業中はスマホ禁止だからね?
俺らは顔を見合わせる












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!