rd side…
ただいまPM7:00!!
と、いうことでね!!
夜の学校なう〜!
いやぁやっぱ来たことないからテンション上がる〜!
って思ったんだけど…
どうしても心配の方が勝ってしまう
ちなみに親にはあなたの下の名前の家に泊まりと伝えてる
なんか色々聞かれそうだったけどめんどくさいから
必要最低限の荷物を持ってすぐ学校に来た
と言ってみんな散らばる
…って、いやいやいや!?
そう言われたらそうでしかない
俺はみんなと別の方向に歩き出す
俺が探すのは別館だ
美術室とか家庭科室があってたまに使うけど
3階は行ったことない…かも
いや怖っ!!?
というか普通鍵掛かってるよなぁ…どーしよ
俺は通りがかった部屋を覗いていく
美術室…いなさそう?
あ、あそこの席!
あなたの下の名前が彫刻刀で指切って、焦ったなぁ…
去年、きょーさんは別のクラスだったんだよね〜
だから昼休み集まったとき、コンちゃんもきょーさんも
なぜか俺にめっちゃ詰め寄ってきたんだよねw
あれはちょっと…いや結構怖かったね、うん
次に家庭科室を覗く
そういえば昔みんなであなたの下の名前の家に集まって
3対3に分かれて料理を作ったことがあったよなぁ…
俺とあなたの下の名前とみどりは唐揚げを作ったんだ
めっちゃ油が跳ねてビビり散らかしてたっけw
きょーさんとコンちゃんとレウは確か…
あっ、なんかすごいやばそうなのが出来てたんだ!
最終的にはレウがどうにかして食べれるようにしたんだ
本人達も何作ってるかわかってなかったんだよな…w
俺は思い出に浸る
そしてあなたの下の名前を見つける意思が強くなった
絶対に見つけるから待ってて…!!
俺は3階に上がる
暗っ、怖すぎ…
ここはほとんど倉庫のような扱いだった
そこらへんに置いてある机なんかに埃がかぶってる
ガタガタガタッ!!
廊下の1番奥の部屋から音がする
俺は恐る恐る近づく、と
泣き声…?
もしかして…お化け!?
俺は少し戸惑う、が
もしこの声があなたの下の名前だったら…?
そう思ったら考えるより先に体が動いた
俺は物置を覗く
あなたの下の名前 side…
…ん?ここは、どこだっけ?
私は起きてすぐ周りを見渡す
あぁそうだった、閉じ込められたんだ
私は体を起き上がらせる
少し痛いところもあるが大したことはない
けど少し頭から血が出てたみたいだ
結構詰んでるよね?この状況
学校がまさか監獄のようになるとは
…え、ご飯もらえるよね?
もらえなかったら監獄以下だけど
ワンチャン、ドア開いてたりとか…
と思ってドアを揺らす
ガタガタガタッ!!
…ダメだ
私は幻聴すら聞こえるようになってしまったようだ
らだの声がする
って、そうじゃん!!今こそスマホの出番…
私は絶望に叩きのめされる
もし、このままらだ達と会えなかったらどうしよう…
そんなことを考えてると自然に涙が出てくる
思わず口から溢れる
すると、神様が願いを叶えてくれたかのように
待ち望んだ声が聞こえてくる
私は喜びと安心で心がいっぱいになる
らだはスマホを取り出してみんなに連絡を入れる
すると3分も経たないうちに集まる
実際は盗んでるだが、助けられてる身だから黙る
ガチャッ
らだは私を抱きしめる
いつもは反発するが、今だけは特別だ
コンちゃんは私の額を指す
みどりくんは満足そうにしたり顔をしてレウさんに渡す
レウさんは手際良く治療をしてくれる
うっ、なんて説明しよう
コンちゃんはこういう時結構怖い
ニコニコ顔に圧を感じるよ…
半分間違いじゃない!!うん!!
みんなが本気で心配してくれてるのがわかる
めちゃくちゃに罪悪感がすごい、が
これ以上あの人達からヘイト買いたくないし
みんなに迷惑かけるのも悪いので黙っておく
と、みんなは渋々納得する
勘が鋭すぎるって!!
話してる間にレウさんが治療を終わらす
疲れからかあくびが出る
私は目が覚める
え、何泊まりって!?確かに明日は休日だけども!!
みんなもうんうんと頷いている
いや聞いてないし!!帰っとけ!!
…と、いつもは言うが眠いし、助けてもらったんだから
承諾するほかない
みんなは意気揚々と歩き出す
コイツら…
いつもの調子に呆れながらも安心を感じる
…にしても、コイツらと泊まりって大丈夫そ?












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。