第3話

惚れてしまった罰
41
2024/04/27 11:03 更新
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
あー…
下校中…
ただひたすら空に浮かぶ雲の数を数えたり
素数を数えてたり…とにかく今日起こったことを
全て忘れたかったのでぼーっと他のことを
考える事しかできなかった…
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
もうオシマイダー…ツラスギルー
もう疲れすぎて…なんも話せん…
というか、俺最近独り言多くなったのも
この世界のせいだよな?
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
無理ゲーじゃん…あれぇ…
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
何なの…マジで?
まさかの定番すぎる振り返りによって
惚れちゃったんだけど…
いや、「/////」とか俺、使わないと思ってたし
コイツフラグ回収速すぎだろとか思われても
しょうがないわこれ、だって抗えるわけ
ないじゃないか。

あー、どうしようなぁー依頼…
初手でもうほぼ詰みなんだけどなー

それで、後ろに誰かいるね…?
まさか依頼主が俺がターゲットに恋したの
バレてなんか狙われてるとか?
???
ねぇ
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(…声かけられたな…そんでまたヤバい…)
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(この声が誰の声なのかはすぐに分かる)
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(だからこそ本当に今、逃げたい)
そんな俺の事は放っておいて
彼女は話しかける
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
えっと、甘姫さん
終わった
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
なぁにぃ?ってなぁんだぁ!♡
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
藍撫ちゃぁんじゃん!
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
みるあ、ひとぉりになりたぁい気分なんだぁけどぉ?
いつも通りこの喋り方は言いづらい
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
甘姫さんに伝えたくて
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(…伝えたいこと…か)
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
電話番号教えてくれる?
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(はい!もう確定で終わった!!)
早いな〜…じゃねぇ!!!!
そんな事を思いながら俺は可愛らしい
ピンクのスマホをかばんから取り出した
かばんについているキーホルダーが
ガチャガチャ鳴る。

普通に邪魔とか言えないのが辛かった
なんせ、小さいぬいぐるみもつけてるので
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
ぇえ♡!?そんなぁことぉ?
ぜぇんぜぇんいいよぉ!
だってぇみるあとぉ藍撫ちゃぁんは
お友達ぃだもぉんねぇ♡?
少し内股で手を振りながら
あの謎の走り方で彼女に寄り、スマホに
映し出されている、電話番号を見せた。
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
ん、ありがとう
甘姫さん
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(落ち着いてんなぁ…)
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(というか自分でも「この女情緒
 どうした?」 って言いたくなること
 散々言ってるのに藍撫はどうして何も
 思わないんだ?いや、それを思うのは
 今はただ『俺だけ』か)
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
うぅん!いいよぉ♡
俺はスマホを見て彼女の
電話番号を見てたけど
元々前から知ってたので
別にいらないなぁ…と思って
しまったが…え?何故彼女の
電話番号を前から知っていたのか
だって?え、それはそうだろう?
アイツターゲットだよ?
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(相手のプライバシー損害してる
 事になってるけどな)
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(…藍撫、コイツ心閉じてるクセに
 結構自分に関わったやつと
 積極的に話しかけてくるじゃん)
まさかとは思うが…
気付かれたか?いやそうでも
ないみたいだ…じゃあなんなんだ?

俺はただスマホをじっと見てる
いるので彼女からは?と不思議そうに
見られていた。
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(コイツの電話番号も住所も
 前からの調べで分かっていた
 だが、家族や友人関係に関しては
 全く情報がない…おかしすぎるな)
とにかく一旦帰ろう
情報を整理したい。

そうやって俺は歩いた
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
………
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
………
藍撫が後ろからついてきている
勘弁してほしい、またあるある展開で
毎回心臓が破裂しかけるので
俺は少し歩くスピードを速くした…が
彼女は遅いのに俺と十分に距離を取ると
カッカッと軽い足音で走って
追いついてくる…が決して俺の横にも前にも
来ないずっと後ろで歩いていた
そんなのをずっと続けられてもらうと
帰れないので足を止めて彼女を言った。
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
あのぉさぁ、なんでぇついてくるのぉ?
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
帰り道が甘姫さんと
同じだから…
嘘だな
藍撫の家は俺が向かっている方向と
ガッツリ真逆だ
これは何かあるのか?
藍撫がただ俺と帰りたいだけ
というのもあり得る。
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
そぉなんだぁ!どこぉにぃ住んでるのぉ?
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
ここよりずっと歩いていけば
一軒家があるからそこが私の
家だよ
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
へぇえ!一軒家ってぇ藍撫ちゃぁん
すごぉい!一人でぇ家の掃除とかぁ
すぅるんでしょぉ?
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
家事とかもぉしなくちゃぁいけなぁいから
たいへぇんでしょぉ?
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
ううん、確かに家は大きいけど
私の服だけしかないから家事は
前より簡単
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
一人になっただけ
だからご飯もすぐ作れて
食べれる、お金に関しても
両親がお小遣いをくれたから
全然平気
かなり喋ってくれるようになったな
朝の時は無言だったのに…
俺は少々オーバーリアクションで
両手をグッと開き口の近くまで動かして
明らかに驚いてそうなそして嬉しそうな
表情を貼り付けた。
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
みるあ、藍撫ちゃぁんのお家ぃ
行ってみたぁい!きぃになぁるなぁ!
この世界では明らかなリアクションでも
ほとんど普通の事だとされているらしく
場合によっては漫画とかによく出てくる
トーンとかも幻覚でたまに見える
ほら多分今だって俺の周りに可愛い花とか
ちょっと見えるはずだから…

……それってやっぱ怖いな!!!
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
いいよ
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
やったぁあ!
……なんだろう…虐めるはずが
惚れてしまった事もあって
虐めたくなくなったな…。
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(そろそろ色々限界だ…
 悪いが走って帰ろう)
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
ごぉめぇん!みるあ
学校に忘れ物ぉしちゃったぁ!
先に帰っててぇ!
彼女が何か言う前に俺は
学園方面に走った
ここで藍撫も「私もついていく」とか
言ってきたら面倒くさいからだ

走って少し距離をとったあと
後ろから小さいが声が聞こえた
_逢時 藍撫@あいとき らんな_
逢時 藍撫あいとき らんな
うん、またね
_甘姫 みるあ@あまひめ みるあ_
甘姫 みるああまひめ みるあ
(………はぁ)
後ろを向いて彼女がいなくなった事を
確認してからすぐに俺は誰も通らない
いつもの「裏道」を使い、帰った
ヨヤ
ヨヤ
マジで辛かった…
え、これ1日目でこうなら
1年とか無理じゃないか?
メイクを隅々まで落とし
改めて思ったことがある
ヨヤ
ヨヤ
甘姫時の俺…顔別人すぎだな
元々俺の顔は少し童顔なので
メイクによって可愛い顔になれた…
前世なら絶対ありえないだろうな…
にしても変わりすぎるのでやっぱ
おかしいなと毎日思っていることを
今日もまた思った。
ヨヤ
ヨヤ
くっ……俺は依頼にはちゃんと従う…
急に俺は自分が彼女に惚れてしまった事に
反吐がでかけたがなんとか抑えた
ヨヤ
ヨヤ
俺は藍撫と依頼…どっちを優先すればいいんだ?
前世の俺なら迷わず『藍撫』だ
ヨヤとしてなら『依頼』だろう…

だけど…

前世の記憶を思い出したヨヤなら…?
『藍撫』と「依頼」には『興味』と「目的」がある

きっとヨヤならあの絶対に不可能な振り返り攻撃でも
頑張って回避してただろう…そして危険人物とみなし
即依頼を実行していた…(回避出なかった場合は藍撫
に今よりヤバい感情が湧き出ていただろう。)
ヨヤ
ヨヤ
依頼と藍撫…
ヨヤ
ヨヤ
いや、
ヨヤ
ヨヤ
あの子を守るしかないだろ
ヨヤ
ヨヤ
だって俺、前世で彼女いなかったらしいし!
俺は少し…いやかなり適当選んだ結果
ずいぶん早く決断できた。
ヨヤ
ヨヤ
あの子を守りながら、学園の情報を
盗む…それしかないな
多分俺は馬鹿な選択をしてしまった
自覚はある、また後悔するだろうけど
今は早めに決断しとかないとずっと
どちらにするか引きずることに
なってただろうから
ヨヤ
ヨヤ
藍撫を殺害するという目的から
藍撫を守る事に変える
ただそこで起こる問題は…
ヨヤ
ヨヤ
依頼主をソッコーで裏切ってる事に
なるから、依頼主がキレないかだ
キレてそう…物凄くキレてそう…
俺なら多分キレるもん…
いや、まだ依頼主は俺のこと
信用してくれてるはずだから!!
ピコン♪


そんな俺に急にスマホが鳴った
スマホの音だと気づいた俺は
恐る恐るスマホを覗くと
ヨヤ
ヨヤ
依頼主だ……(泣)
終わった…
ヨヤ
ヨヤ
まぁ見てみるしか…
トークの内容を見てみると…
コード
入学した気分はどうだい?
ヨヤ
ヨヤ
(……普通だな)
ヨヤ
ヨヤ
最悪だよ、なんで俺に女装させて
それもぶりっ子のマネなんて
しなきゃならないの?
コード
なんでって、女の子の方が
あの子に近づきやすいかなって
ほら、親友にもなれるじゃないか
ヨヤ
ヨヤ
だからといってぶりっ子は
ないでしょ、男でも親友にも
なれるし、彼氏とかもなれる
可能性あるだろ!
コード
それでも………ん?
あの子の恋人にでも
なりたいのかい?
ヨヤ
ヨヤ
(うっ、ヤバい)
ヨヤ
ヨヤ
いやアイツの理想の好みに
近づけて惚れさせれば簡単
に遂行出来ると思っただけだよ
ヨヤ
ヨヤ
それに実験してみたいと
色々思ってたしね…
コード
例えばなんだ?
ヨヤ
ヨヤ
アイツがどういう「タイプ」か…
とかね?
コード
確かにそれは大事だね…
ただ君、この世界の事は知ってるだろう?
気を抜くと逆に痛い目に遭うぞ
コード
君があの子に惚れる可能性だって
大いにあり得るからね
ヨヤ
ヨヤ
そこは頑張って対処するよ☆
コード
でも安心してくれ
例え君があの子に惚れてしまっても
構わないよ
………は?結構今大事な所サラッと言ったぞ
ヨヤ
ヨヤ
(え、コイツ嘘だろ)
ヨヤ
ヨヤ
何故だ?依頼に支障が出るぞ?
コード
だってこの世界であの子に惚れないとか
結構難しいと思わないか?
それは言えてるな
ヨヤ
ヨヤ
アンタでもあの子に惚れちゃうの?
コード
入学早々あの子の行動でクラスメイトの
何人かが惚れてるだろうからね
コード
私も油断していたら、惚れるというかは
あの子の保護者みたいに振る舞いそうだ
コード
だからこそ
私はあの子には近づかない…
コード
悪としてなら尚更だ
ヨヤ
ヨヤ
もしかして俺のことは
アンタの身代わりとか
そんなこと言わないよね?
ヨヤ
ヨヤ
それと、内容にはアイツを殺害か
誘拐…あと転校とかさせてもいいって
あれは何なの?
コード
殺害や誘拐などに関しては
あの子を殺害すると何かが変わるんだ
ヨヤ
ヨヤ
何かって世界のことか?
コード
嗚呼、王道な恋愛漫画でも
ヒロインが死ぬというのは
漫画の路線が少し…いや
かなり変わるだろう?
ヨヤ
ヨヤ
そもそもふわふわしてる恋愛漫画
とかは大体物語が始まる前に
死んでるやつとか多いもんな
ほとんど進んでる途中で死ぬ奴は
そうそうない
コード
そう、だから何かしら必ず変わる
それがこの世界だからね
コード
まぁ誘拐でも転校でも
あの子が生きていれば
残酷で恐ろしい事はほぼ
起こらないはずだ
ヨヤ
ヨヤ
残酷で恐ろしいこと…か…
というか、なんだ?世界を
変えたいのか?アンタの目的は
てっきり自分を裏切った奴の娘を
殺すとかだと…
ヨヤ
ヨヤ
それになんで娘なんだ?
別に復讐とかなら裏切った
本人でもよくないか?
俺はズカズカと相手の部屋に
無断で入るように質問をしてみた

最悪狙われても俺はコイツを
殺せるはずだからだ
コード
……アイツはね、私と君と同じく
この世界に違和感をもっていた奴
だったんだ
コード
私とアイツは何故違和感を
覚えるのか?という事で
裏で秘密の研究していたんだ
ヨヤ
ヨヤ
(……違和感の謎を探っていたのか…
 待てよ…前世の記憶をとかは?)
コード
そこで他にもこの世界に
違和感を持った者達がいたから
少しだけ話を聞かせてもらったのだが
コード
皆、言うことに違いがあったんだ
ある人はある夢を見たことで…
ある人は事故を起こしてしまったことで
他にも違和感を覚えたと言った友達に
詳しい話を聞かせてもらうと自分も
伝染したように違和感を覚えたり
ヨヤ
ヨヤ
(……みんな違和感「だけ」なのか…?)
コード
私とアイツの場合はふとこの世界が
おかしく見えてしまっていた。
ヨヤ
ヨヤ
それって結構この世界について
知ってる人がいるの?
コード
いや、この世界に違和感を抱いただけの
奴が多い、だから長い間過ごしていれば
違和感を忘れる人もいる
だからこそ詳しく世界を知ってるのは
私だけだろうね…
コード
そしてアイツはね…世界を
おかしいとは思いたくなかったみたいでね
コード
私とアイツがこの世界を研究して
真相が段々分かってくるうちに
アイツは逃げた
コード
アイツが恐怖を抱いて逃げたのか
面白いからこそ違和感が邪魔だったのかは
私も分からないんだ
コード
それでも私はアイツの事は
しょうがないと思った
自分でも少しだけ思った所がが
あったからだね
コード
でも許せないことが一つ
ヨヤ
ヨヤ
許せないこと?
コード
それはアイツが私と自分の
路線を逆にして、かつ調べてきた
書類やデータ…世界に関する物
勝手に奪って燃やしたんだ
ヨヤ
ヨヤ
路線…
コード
この世界で裕福に生きたい為には
大事な路線変更だよ
ヨヤ
ヨヤ
それってエンタメ作品とかで
案外見るやつだよな?
ヨヤ
ヨヤ
元々はミステリー漫画として
売り出したらコメディの表現に評価されて
だったらミステリーよりもコメディを
強めにコメディ漫画として漫画を変更する…
とか昔みたような…
ヨヤ
ヨヤ
やっぱここは現実味がないんだね
コード
そうだな…
色んな世界が混ざり合っているから
覚えることも対応するのも辛く
大変だったよ
コード
元々アイツはミステリーよりかは
ホラー要素が多い物語を持った奴だ…
周りの奴はおかしくなり、大事な人達が
死んで自分も死と隣り合わせで
かなりボロボロだった
コード
私は学園物の要素が私の物語に多く
なんの不自由なく生きていた
ちなみに、物語は一人一人違ったり
身近な人なら物語は統一されたりするよ
ヨヤ
ヨヤ
ホラーと学園…
コード
アイツと出会ってからは少しだけ路線が
変更されてしまったらしく…
コード
私にもミステリー小説に出てくるような
セリフや展開が出てくるようになり
アイツもまた私との友情で少し
自分に降り掛かってくる物が変わった
ようだった
ヨヤ
ヨヤ
そのへんでアンタと裏切り者が
違和感を覚えた感じか?
コード
そのとおり
アイツは自分に最後降り掛かるのは
バッドエンドだと知ったのか
分からないが、私の物語と自分の物語を
取り替えっこしてしまったんだ
コード
それのせいで私は呪いも受けてしまった
まぁ…しかし…それでも私は受け入れようと
したつもりだったんだけどね…
コード
アイツ…そういう回避方法が
書かれてるデータを消して
それでこの世界の関するものも
全てを燃やしたのは流石に…ね
ヨヤ
ヨヤ
色々よくわからないことが…

(とにかくあれか、クッソ簡単に雑に例を
 上げれば、二人で進めてほぼ全クリだった
 ゲーム機があったけど集めた攻略本とか
 セーフデータとか全部燃やされて
 ついでに自分のゲーム機奪われたあげく
 相手が攻略方法とか消したからほぼ初見で
 攻略も何もゲームの付け方すら分からない
 状態のゲーム機を渡して来たってことで大体
 合ってるかなぁ……急に俺馬鹿になるからなぁ…
 というかそれは普通にみんな怒るだろ)
コード
とにかくアイツは自分の最悪な物語と
私の楽な物語を逆にして楽に
生活できるようになったのは確実だ
だから妻も娘も出来ている
コード
アイツに色々言いたいのは私なんだがね…
ヨヤ
ヨヤ
それで?
コード
あの子に何やら色んな物を加えて
しまえればあの子の血縁者である
アイツにも多少は変化を与えられる
ヨヤ
ヨヤ
それだとあの子が可哀想じゃないか
コード
そうだね、私の復讐の為に犠牲に
なってくれと言っているのと変わりない
ただ、アイツの娘だ…あの子にも
あの子自身の物語があるはず
ヨヤ
ヨヤ
恋愛漫画とか小説とかのヒロインだろ?
コード
うん、でもかなり厄介な恋愛の
ヒロインだ…それもなんでもありで
あの子が望むなら何が起こっても
変じゃないよ
ヨヤ
ヨヤ
…それってあの子を危険人物として
みてるということか…?
コード
そうだね
ヨヤ
ヨヤ
…急に話が変わるが
この世界に法則とかある?
コード
まぁあるね
ヨヤ
ヨヤ
なら後で少しでもいいから
教えてよ、役に立つからさ
コード
いいとも
ヨヤ
ヨヤ
まだちゃんと教えられて
ないからそれも後で知る
今はこれでいい
ヨヤ
ヨヤ
じゃあ俺は寝る
ヨヤ
ヨヤ
(……他にも依頼主に教えてもらう
 事が多そうで面倒くさいな…)
俺は不満そうな顔をしながら
念の為もう一度読み返した
ヨヤ
ヨヤ
ん?
ヨヤ
ヨヤ
じゃあ結局、俺は藍撫を
どうすればいいんだ?
そんなバカな事を思いながら
またスマホを見ることなく(面倒くさいから)
明日の準備を仕方がなくするヨヤだった。

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