急に彼女からそんな連絡が来た。
随分と変な連絡だと思ったが、幸い家にはいたので、メールに既読を付けてそのまま玄関に出てみた。
ドアを開けると、彼女はそこで顔を覆って泣いていた。
梅雨で外は大雨が降っている。
ここはアパートで屋根があるというのに彼女はずぶ濡れのまま、私の住んでいる部屋の前で泣いていた。
夏が始まったばかりと言うのに貴女は酷く震えていた。泣いているからなのか、濡れて冷えたからなのかは分からない。
これは、そんな話で始まるあの夏の記憶だ ───
こんにちは、砂糖です。
新作を書き始めることにしました。元から書いていた作品の更新も続けていくつもりですので、どちらも読んで頂けるととても励みになります。
こちらの作品は、カンザキイオリ様の『あの夏が飽和する』の曲パロとなります。原曲と比較して読んで頂けるとより深いものになるかと思います。
先に明言しておきますが、この作品では人が亡くなる描写がこの先含まれるので、注意してお読みください。今回のチャプターはここで終わりにさせて頂きます。
それでは、読んでくださりありがとうございました!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!