第110話

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2,606
2024/03/27 16:53 更新
kento





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そして翌日 。3年生の卒業式があったからと言って 、1、2年も同じく春休みに入れるわけではなく 。ここから1週間学校があってようやく春休みというめんどくさいスケジュールで本日も学校に来ているわけだが 。






斗 「 えっと 、じゃあ 、えっと 、とりあえず一旦事実確認だけしていいですか ? 」




なぜか昼休み 、あなたのファンクラブ会長の嶋﨑くんと俺のファンクラブ会長の西村くんに空き教室へ呼び出されていた 。




「 え ? なんの ? 」



あまりに平然とした顔で俺の隣に座っているあなたが2人に問いかける 。




拓 「 なんのってそりゃ 、長尾先輩と七瀬先輩 、… つ 、つ 、つ 、付き合っ 、」



謙 「 付き合ったけど 。」



斗 「 いやめっちゃサラッとしてる !! 恥じらい一切無しですか !?! 」



どうしてか1番照れている西村くんの言葉を遮ると 、嶋崎くんの芸人並みのキレあるツッコミが飛んできた 。



「 もう何万回も聞かれてんねんもん 、今更照れながら答えることでも 。なぁ ? 」



謙 「 うん 。もう答え飽きたわ 。」



まだ昼なのに 、すでに疲労困憊といったようにため息をつくあなた。






… 昨日のこと 。 あなたを抱きしめてひとしきり幸せを堪能して 、… まあ 、いい感じの雰囲気で ?




『 、ま 、待って 、こんなとこで 、』



謙 『 大丈夫やって 、一瞬やから 。』



ちゅーとか ? しようとしたり 。顔を真っ赤にするあなたを目の前に歯止めも効きそうになくて 、柔らかそうな唇に吸い寄せられて 、





《 え !?!! 待って 、七瀬先輩と長尾先輩が 、》



《 ちゅーしてる !?!! 》



《 付き合ったってこと !? 》




… 触れる寸前で 、非公式ファンクラブに見つかって 。



『 … 謙杜 … 。』



不安そうな目で俺を見るあなたのおかげで 、付き合う的なやり取りはしていなかったことに気づいて 、




謙 『 … そ 、付き合ってん 。』


あなたを安心させるという意味も兼ねて騒ぐ彼女らにそう言ってやったら 、噂はあっという間に広まった 。




今日の朝なんて 、ほんまに付き合ったんですか !? という質問をされ続け 、俺もあなたもなかなか校舎まで辿り着けなかったくらいだ 。





拓 「 斗亜 、会報の準備せなあかんな 。」



斗 「 そうやなぁ 、あと会見も 、」



「 会見って何 、いらんからそんなん ! 」





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