──3年2組。俺の新しいクラス。
最悪すぎる。
俺にとっては致命傷でしかなかった。
──そのとき。
俺は慌てて振り向いた。その声は俺が3年間恐れてきたあの声だった。
三浦が何かを察してその場から離れていった。
いや、まて。気まずい。
俺は席を立った。
背後からそんな声が聞こえた。──まずい。だいぶまずい。こいつにさっそく流されている。
俺はそのまま制服の襟を掴まれ、身動きが取れなくなった。
ていうか、久しぶりに再会した奴の襟掴むのか、こいつは。
久我は先生のいるところへ向かい「なにかお手伝いしましょうか」と声をかけていた。
──なんだあいつ。
しばらくして、新しいクラスの全員の自己紹介が始まった。まずは女子から。
みんな緊張がほどけている。なぜだ、どうしてそんなに緊張してないんだ。
パチパチパチパチパチ(?)内容が頭に入ってこない、そんなこんなでぼうっとしてたそのとき。
久我はまっすぐ俺を見ていた。
──なんだこいつ、性格悪すぎないか














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!