椿「なにしてんの」
『・・・』
椿「こんな荷物持ってどこ行こうとしてんのか聞いてんの」
『椿には関係なi…』
椿「ビンタ))東京に行こうとしてんの?大吾の気持ち分かってんの?ひなのお母さんやお父さんの意見聞いたの?」
『うるさい,うるさい,うるさい』
椿「え?」
『うるさいんだよ』
『みんなして東京行くなって』
『なんなの,なんで東京行ったあかんねん』
『椿はいいよね 大阪来れて 親や廉くんが優しくて 私の親とお兄なんか東京行ったあかんってほんま腹立ってくるわ』
西畑「・・・」
椿「ひな、私も初めはあかん言われたけど私がお願いしたら行かせてくれた」
『そんなん私も椿は違うねんから意味無いねん』
『もう…この家に居たくない…グス』
椿「え、、ひn…」
その時
松村「ギュー))ひな、どうした?」
『ギュー))ほく…グス』
松村「ヨシヨシ))車行ってれる?」
『(。_。`)コク』
松村「ひなの事泣かせたのどっち」
椿「私…」
松村「なぁ、大吾ひなはずっと言ってる」
西畑「なんて?」
松村「東京に行きたい,ほくと一緒に暮らしたい,大阪から東京少し遠いからやだ,東京からだったらすぐ行けるからいい」
松村「これを聞いてもダメって言うのかよ」
西畑「・・・」
松村「1人暮らしがダメなら 俺と暮らせばいい それでもダメなのか?」
親「もう、大吾決めな」
西畑「母さん…父さん…」
父「ひなの思いも伝わった」
母「もう、東京に行ってもいいと思う」
父「この最近帰りも遅いだろ」
車に向かう大吾
西畑「ひな、東京行っていいよ」
西畑「だけどたまに帰って来い」
『ありがと』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。