大西 side
俺 、聞いてしまったんや 。
レッスンの日 、自主練しようと思って朝早く来たんや
楽屋の扉を開けようとした時 、
「 それで 、どうするん? 」
「 だから 、桜乃を潰すんやって!」
「 ああ 、そうゆことか 。りょうかい 。」
「 ほんならよろしく頼むで?」
「 おん 。任せといて 、」
なんて言ってる 、大ちゃんと丈くんの声が聞こえた 。
あなたをつぶ 、す 、??
意味分からへんくなって 、全身が震えた 。
でも 、このことは誰にも言ったらあかんような気がした 。
大ちゃんも丈くんも何考えとるん?
その日から俺は 、あなたをまともに見れなくなった 。
ごめんな 。あなた 。
俺が何とかするなら 。
ねくすと
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。