第5話

4話
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2026/01/08 21:00 更新
あの事があってから、あんまりゆあんくんに絡んでない
だってもっと嫌われたくないし、
だから、私はいろんな人達と絡んでいまは、
男子と絡んでいる
mob
mob
......っ、あなたの下の名前、まじで可愛い
1人の男子が顔を真っ赤にして呟いた。
私は、少し首を傾げ、彼の顔を下から覗き込むようにして笑う。
(なまえ)
あなた
え?照れてるの?私、そんな可愛い?
mob
mob
......っ、おう、反則
(なまえ)
あなた
🫢でしょ?知ってる
無邪気な仕草をする私に、男子達は夢中になっていた。
私は、無意識だけども彼らの見る目は優しくゆあんくんには見せたことのないような無防備で楽しそうな笑顔を振り撒いた。
ゆあんくん
ゆあんくん
心の声
(は?なんだよ。その笑顔。俺にさせ見せた事ないような顔して。おい。あなたの下の名前。そんな距離で男の顔覗き込むんじゃねぇよ。可愛い?当たり前だろ。でも、それ言って良いのは、あなたの下の名前の隣に居て良いのは俺だけなんだよ。ふざけんな。)
男子が私に聞こえない声で喋る。
mob
mob
まじで、可愛いよな。彼女にして独り占めしたい
ゆあんくん
ゆあんくん
心の声
(独り占め?誰がさせるかよ。あなたの下の名前は最初から俺の.....っ)
ゆあんくんは、隣にえとちゃんが居る事なんて頭に入ってなかった。心の中では、付き合ってもない私に対して、傲慢なほど『彼氏面』をした嫉妬が渦巻いている
mob
mob
じゃあ、俺ら帰るわ!
男子が去った後、ゆあんくんが衝動的に立ち上がった。私に何か言おうとして、一歩踏み出した時ーー。
蓮
あなたの下の名前ちゃん?一緒に帰ろうか
学校内でも、イケメンと言われている蓮が私の隣に立ち迷いなく私の手を引いた。
(なまえ)
あなた
え、蓮くん?
蓮
いいでしょ?今日は俺が送る
蓮は私の肩に手を回し、自分の方へ強く引き寄せる。
あまりの近さに私が顔を覗き込むと、蓮は不敵な笑みを浮かべた。そして、ゆあんくんを真っ直ぐ見据えたまま私の頭を大きな手で撫でる
蓮
近くで見ると本当に可愛いね?こんなに可愛い子振るなんて人この学校に居るのかなぁ?
明らかな挑発。ゆあんくんの瞳が嫉妬と怒りで
燃え上がる。
ゆあんくん
ゆあんくん
心の声
(手を離せ。肩に触んな。あなたの下の名前を可愛いって言うのも、引き寄せるのも全部俺の役目だ。振る?誰が振るなんて言ったんだよ。あなたの下の名前は俺のなのに)
ゆあんくんの拳は、机の下で白くなるほど握りしめられていた。
えとちゃんは、ゆあんくんのその『嫉妬狂った』顔を見て、全てを悟ったように顔を強張らせている。
私はゆあんくんがそんな風に私を見て、激しい独占欲を燃やしてるなんてこれぽっちも気付いていない。
「ゆあんくん私の事嫌いになっちゃったよね」って
思い込んでいる私は、悲しみを隠すように、蓮に微笑み返し、そのまま教室を後にした。
ゆあんくんは、自分でも制御出来ないほどに膨れ上がった『嫉妬』という名の恋心にようやく、そして最悪な形で気付かされていた。

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