第3話

~ ୨୧ ~
21
2024/06/30 06:36
you side





そして放課後、みんぎゅと一緒に教室を出て、図書館に向かった。
mg
あなたは本読むのが好きで図書委員になったの?


図書館まで歩いている時、みんぎゅからそう聞かれた。
あなた
全然読まないよㅎ
ただ仕事が少なそうだと思って選んだんだけど、そんなことないみたい、ㅎ
あなた
みんぎゅは?なんで図書委員選んだの?


そう尋ねると、彼は慌てて視線を泳がせた。
mg
え、!?あ、うーん、、な、なんとなく、、?とりあえず、何かやっておこうと思って、、。

また彼はおどおどしている。ほんと、表情がコロコロと変わって、見ていて面白い。
あなた
ㅎㅎㅎ
そうなんだ、みんぎゅはインドアっていうよりも、アウトドアって感じするもんねㅎ
mg
あっ、ちょっと、俺がおどおどしてるからって笑うな、、!//


みんぎゅは、打ち解けるとすごく話しやすくて、反応が面白くて、表情豊かで。一緒にいてすごく楽しい。




そう思いながら歩いていると、いつのまにか図書館に着いていた。






ただ何も考えずに、図書館へ入ってみると、私の足はその場で止まった。





私の視線の先には、彼がいたのだ。
入学式の時に隣だった、私が一目惚れした相手。
あなた
ちょん、うぉぬ、、。


思わず小さな声で、彼の名前を呟いてしまった。


どうして彼がここにいるのだろうか。
もしかして、彼も図書委員なのか。

mg
あなた、?どうかした、、?


私は、みんぎゅの声で我に返った。
あなた
ううん、なんでもないよㅎ


そう笑って答えた。




私は中に入り、みんぎゅと一緒に席に座った。
横を向いてみると、みんぎゅは隣に座った男の子と話している。


そして、私は少し離れたところに座る彼を見た。


ちょんうぉぬ、彼の隣には同じクラスの図書委員の子だろうか、1人の女の子が座っている。


2人はお喋りしていて、偶に2人で楽しそうに笑っていた。


彼はあんな風に笑うんだ。


笑顔を見れたことは嬉しいが、女の子と楽しそうにお喋りしている様子を見ると、少し胸がモヤモヤする。




その時、彼がこっちを見た。
あなた
っ!////


彼と目があった。
一瞬。ほんの一瞬だったが、彼と目があっただけで、ドキドキした。



そして私は、赤くなった顔を隠すように俯いた。








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