第3話

第一話
303
2023/04/19 01:41




















                                        静柱じょうばしら     



































その剣技は極めて静かで繊細。












































足を運ぶ様はまるで水面に波紋を立てずに歩くかの如く






















































剣を振るう際は音も殆ど出ない。























































存在する呼吸の中で最も美しいと言われる呼吸である
















































それと同時に、








この呼吸と柱の称号は、鬼殺隊設立当初から代々継承されてきたものだ。


















































その一族に生まれた者はすべからく静柱の座を継承している。













































そして現代にも、その一族に生まれた者が居た。








































これは、平穏を望む一人の剣士の物語___。




















































あなた
ふわぁぁぁ(欠伸)


竹林のど真ん中

竹取しか寄り付かなそうな場所からその声は響いていた
彼女がこの話の主人公である。
あなた
今日は平和だ!甘味が美味い!!



そう言って家主貞良カステラを頬張る。

流穂
カァァァ!!御館様ガオ呼ビダ!至急!産屋敷邸ヘ向カエ!!
この甲高い声で人の言葉を喋る鴉が彼女の鎹鴉である。
あなた
え"、またですか?
流穂
イイカラ来イ!御館様ノ命令ダ!!
あなた
痛い!つねらないで流穂  る     ほ!!
流穂
カァ!!
あなた
わかった!わかったから!!






あなた
お呼びでしょうか御館様。
御館様
あぁ、何度も済まないね。
あなた
滅相もございません。
御館様
早速なんだけど...
あなた
柱の勧誘でしたら、お断りさせて頂きます。
御館様
...そうかい?
あなた
はい。
御館様
でも君はもう四年も隊士をやってくれているじゃないか。それに今、隊は人手不足だ。君は柱としての素質が十分ある。剣技も素晴らしいし、何より君が柱になってくれたら他の子供達も喜ぶと思うのだけど...。
あなた
...
あなた
申し訳ございません。出来かねます。私は今の環境に満足しています。これ以上の立場を求めると自分自身の身を滅ぼします。それ以外の任務や指導はいくらでも致します故、どうかお許しください。
御館様
...そうか。
御館様
ありがとう。もう行って大丈夫だよ。
あなた
では、失礼致します。




あなた
(やっぱり御館様は慣れない...それに柱の勧誘ももう五度目だ、いい加減諦めてくださるといいのだけれどな〜...。)



煉獄杏寿郎
む!あなたの名字少女ではないか!
あなた
げ。
煉獄杏寿郎
こんなところでばったり会うとは!もしやあなたの名字少女も御館様に呼ばれたのか?
あなた
あ、はい、ちょっと、勧誘されましてですね...
ジリジリ...))
煉獄杏寿郎
そうか!俺も御館様に呼ばれてな!今産屋敷邸に向かっていたところだ!
あなた
そ、そうですかぁ...
煉獄杏寿郎
ここで会ったのも何かの縁だ!あなたの名字少女!この後飯でも...(((
あなた
他の方と行って下さいまし!!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド(逃走)





















煉獄杏寿郎
またしても逃げられてしまったか!しょぼん!!



あなた
ハァハァ...今日も厄日かよちくしょー...
流穂
カァァ!!毎日厄日!厄日!カカカカ!!
あなた
笑い事じゃないって...
流穂
カカカカカカカカ!!
あなた
あー!もういい!甘味買うもんねーだ!
流穂
任務!任務!!北西ノ村ァ!寺二入ッタ村人ガ消エテイル!調査セヨォ!!カァ!
あなた
巫山戯んなぁぁぁぁ
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩

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