続きです。
あの出来事から数日たった今、私はお母様に頭を下げている。
もう何回も同じようなやり取りをしている。しかし、お母様も私も譲らず、話は進まない。
あの日のこと、そしてあの人のことを忘れられなかった私は鬼殺隊に入りたいと思うようになった。
もちろんそんな簡単な事ではないと分かっていたので、数日ほど鬼殺隊、そして鬼について調べ回った。
もう諦めようと思ったとき、家の棚から驚くものを発見した。
それはとても古そうな本で、『二十五代目 炎柱手記』と書かれていた。
鬼殺隊には階級があり、その一番高いものが柱と呼ばれるはずだ。
今まで鬼殺隊の事すら知らなかった私の家に、なぜ柱の手記があるのだろう。
もしかして…
やっぱりみたいだ。
手記に書かれていた赤い髪、そして赤色の瞳はお父様にも当てはまっていた。
何よりお父様は私がもっと幼い頃、突然いなくなってしまった。
お母様は静かに話し始めた。
お母様は真剣な顔で私を見つめた。
今までお母様の思いを知らなかった。こんなに私のことを思っていてくれたなんて…。
でも、決意は変わらない。
そう、私を救ってくれたあの人みたいに…。
私もまっすぐお母様を見つめる。
沈黙がながれる。
少し考えたあと、お母様は言った。
お母様の顔は微笑みと、少しの寂しさが見えた。
それから数日で私は家を出た。
お母様が煉獄家に連絡をつけ、私に鬼殺隊の指導をしてくれるよう頼んでくれたらしい。
お母様は悲しさを含んだ笑顔で見送ってくれた。
一旦ここまでです!
これもまたありがちですかね?
ここまで読んでくださりありがとうございます!また次の話で。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。