6話です。
初めての任務ということもあり、少し早めに出ようと声をかけた。
何度も確認したし、準備もバッチリだった。
突然そう言われて動揺してしまう。
祖父は笑って私に聞いた。
改めてあの人のことを思い出す。
祖父は伊黒さんの過去を話してくれた。
聞いてもいいのだろうかと思ったが、祖父は私の強い思いを知って、話してもよいと判断したそうだ。
(伊黒さんの過去の話は本誌と同じです。)
酷い環境で育ったうえに、その家族の亡霊に今も苦しめられている…。
苦しいだろうに彼は刀を振り、今も多くの人々を救っている。
もちろん私もそのひとりだ。
あんまりな話だ。彼は何も悪くない。
そんなことも知らずに私は…。
私が彼を救う…。
救ってもらった私がとても強いあの人を救うなんて…。
私は走って家を出た。
頭の中は先程聞いた話がぐるぐる回っていて、考えがまとめられない。
この曖昧な思いを全力で走ることでかき消した。
そう、そうだ。
私なんかが伊黒さんを救うなんて、ありえない。おこがましいにも程がある。
救う以前に、彼ともう一度会って話を、ちゃんとお礼も言いたい。
そのためにももっと強くならないと。階級が上がれば彼に少しでも近づけるはずだ。
そう思うと任務への気合も高まった。
強い思いを胸に私は走り続けた。
ここまでです。
本誌の内容を書こうか悩んだのですが、私の文章力では難しいと判断しました。
内容を知っている体で進めていこうと思います。
またまた時間が空いてしまって申し訳ない…。
次こそは早く書いていきたいところです。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!